「ムービングファストボール」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ムービングファストボール」の意味とは
ムービングファストボールとは、野球において、投手が投げる球種のひとつです。ストレートに近い球速で、打者の手元で少し変化します。ツーシームやカットボールが含まれ、日本では昔から「癖球」と呼ばれる球種を指します。
「ムービングファストボール」の語源
ムービングファストボールの直訳は「動く速球」。ストレートとほとんど同じ軌道・速度を保ちながらも、打者の手元で変化することが語源です。
「ムービングファストボール」の特徴
ファストボールは「速球」という意味を持ちます。
速球は直進する速球と、直進する速球に近いながらも、左右に曲がったり落ちたりする変化を伴った速球の2種類があります。
日本で馴染み深い直進する速球は「ストレート」と呼びますが、アメリカでは「フォーシーム・ファストボール」と呼びます。「シーム」とは「縫い目」を意味しており、ボールが1周スピンする間に縫い目(シーム)が4回(フォー)通過するように投じられる球種だからです。
ムービングファストボールは後者の種類の速球にあたり、不規則な縫い目の通過や回転軸のズレなどより、微妙な変化をもつボールです。例えば「ツーシーム・ファストボール」は、ボールが1周スピンする間に縫い目が2回通過するよう、ボールの握り方を変えてスピン軸を変えたり、スピン量を低下させることにより、左右に曲げたり、沈む軌道を作り出しています。
また、ムービングファストボールは、メジャーリーグで多用されており、一般的に投げられる人は少ないとされています。
「ムービングファストボール」のやり方
ムービングファストボールの投球動作はストレートと同じですが、ボールの握り方やリリースポイントに工夫が必要です。ポイントはスピンの掛け方に変化を加えることです。
ストレートの際、人差し指と中指をしっかりボールの縫い目にかけますが、ムービングファストボールを投げる際は、両方の指、もしくは片方の指だけ縫い目を外すなどします。そしてできるだけリリースポイントを手前に持ってくることで、打者の手元で変化するボールになります。
自分自身で、ボールの回転の軸や縫い目の位置、リリースポイントなどを確認しながら試してみるのが良いでしょう。
「ムービングファストボール」の例文・用例
ムービングファストボールを使った例文・用例を紹介します。
●相手投手は最速145km/hのムービングファストボールを投げる。
●早くムービングファストボールを習得し、レギュラーの座を奪いたい。
SNSでの「■■」の使われ方
#37 設楽知希 (スポ②、山形中央)
山形出身の野球小僧。
野球愛に溢れ、キャッチャーとしてチームを支える。また、ナチュラルなムービングファストボールの持ち主で2塁送球では二遊間を困惑させる場面も見られる。
試合中に出る可愛い笑顔にも注目。(著:#12 砂川④) pic.twitter.com/wLlXUyLgqS
— 桐蔭横浜大学 軟式野球部 [公式] (@TOIN_nanshiki) June 12, 2019
松岡由(駒場東邦)VS 久保田(高川学園)
132キロのムービングファストボールで三振。
松岡は常時、132〜133を計測。この回は浦(鳴門)も三振に切っており、 リーグ戦での活躍に期待。
東大3-4法政#東京六大学野球 #東大 #法政 #駒場東邦pic.twitter.com/fIS6IRv7bj— 六大中毒 (@big6ouenbig6) November 12, 2020
「ムービングファストボール」の類義語
ムービングファストボールの類義語は、「速球」です。
「ムービングファストボール」の対義語・反意語
ムービングファストボールの対義語・反意語はありませんでした。