「人流」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「人流」の意味とは
人流とは、人の流れのことです。
2021年4月23日に、菅義偉首相が緊急事態宣言発令に関する記者会見の冒頭で「大都市における人流や都市間の移動を抑え、人と人の接触を減らすために、これまで以上に踏み込んだ対策を実施します」と述べた頃から、東京や大阪の知事も「人流」という言葉を使うことが増えてきました。
近年では、スマートフォンのGPSや基地局、Wi-Fiなどの環境が整い、高頻度に位置情報データを観測できるようになったため、人流のデータは前日比や前年比といった比較数値として活用されており、様々なメディアに取り上げられています。
ただし、「人流」という言葉は一般的には馴染みがないため、新聞記事で「人流(人出)」と説明を加えたり、テレビ放送でも「人出」や「人の流れ」という言い換えを添えて説明したりしています。
なお、昭和に書かれた「大漢和辞典」には「人流」という言葉がありますが、「人の流れ」という意味ではなく「普通の人」という意味として掲載されています。「人の流れ」という意味で載っている国語辞典は現時点では見当たりません。
なお、「人流」は、「現代用語の基礎知識 選 2021ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10に選ばれました。
「人流」の例文・用例
人流を使った例文・用例を紹介します。
●人流の抑制が直接、感染減少につながるとは限らないようだ。
●お盆休み明けは人流の急増が危惧される。
SNSでの「人流」の使われ方
>NHK9時のニュース"6波を抑えるにはワクチンと人流"とキッパリ言い切って
そうしたら、人流(緊急事態宣言)とワクチンで抑えきれなかった第五波は、五輪のせいである、とキッパリ言い切らなくてはなりませんね。 https://t.co/AuG7urJ8QF
— Koichi Kawakami, 川上浩一 (@koichi_kawakami) November 12, 2021
政府分科会は正確な人流データを持たず、誤差の大きな携帯の位置情報を元に提言をしてきました。最も正確なデータは鉄道のデータです。
尾身会長は7月前半対比で人流を半分にせよと政府に迫ったのですが、感染収束にあたってはそれほどの抑制は必要なかったことが明らかです。
【経団連参考資料】 pic.twitter.com/HG2CFnFeuw— 三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) November 11, 2021
「人流」の類義語
人流の類義語はありませんでした。
「人流」の対義語・反意語
人流の対義語・反意語はありませんでした。