「指名打者」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「指名打者」の意味とは
指名打者とは、野球の試合において攻撃時に投手の代わりに打席に立つ攻撃専門の選手のことです。
英語では「Designated Hitter」と表記しますが、この略称である「DH」は日本でもスコアボード等で用いられています。
また、指名打者を認めるルールのことを「DH制」と呼びます。
あくまで攻撃を専門とし、守備として出場することはありません。
そのため、試合中において通常の打者と比べて体力を温存でき、攻撃に集中することができます。
一方、投手の代わりに打席に立つことはできますが、他の打者と交代することはできない…等の制限があります。
このような指名打者の特性によって「守備には秀でてはいないが、攻撃は優れている」ような特化型の選手を起用しやすくなりました。
ちなみに日本において、DH制が導入されている公式戦はパ・リーグのみです。
また、交流戦でも指名打者はパ・リーグの球場で行われる試合(ホームゲーム)に限られています。
指名打者のルールを最初に始めたのは、メジャーリーグ(MBL)のア・リーグです。
当初、低迷していたア・リーグの人気を取り戻すことを目的として1972年に採用されたのがきっかけです。
投手の代わりに攻撃に特化した選手を送り出すことによって得点を増加させて、観客がより白熱した試合を楽しめるようにしたのです。
日本のパ・リーグもまた、人気低迷を打開する策としてDH制を導入したと言われています。
「指名打者」と「代打」の違い
他の選手の代わりに打席に立つ役割として指名打者のほかに「代打」があります。
指名打者が投手のみ交代できるのに対して、代打は他の打者とも交代することが可能です。
ただし、代打によって一度控えた選手は同じ試合に戻ることは出来ません。
一方、攻撃時に指名打者と交代する投手は、守備時には投手として登板します。
また、代打の選手は守備のポジションも担わなければなりませんが、指名打者の場合は投手が登板してくれるため、その間、体力を蓄えておくことができます。
「指名打者」の基本的なルール
DH制を導入しているリーグだからと言って、指名打者を使わなければならない訳ではありません。
ルール上、DH制を使うか否かは個々のチームで決めて良いことになっています。
ただし、試合前に指名打者を申告していないのにも関わらず、試合の途中にDH制に変更することはできません。
一方、指名打者を申告してDH制で試合を始めても、途中で指名打者を解除することは認められています。
その場合、指名打者を守備に配置させることも可能です。
ちなみに、DH制を使うチームと使わないチームとで試合を行うことも許されています。
「指名打者」の例文・用例
指名打者を使った例文・用例を紹介します。
●ベテラン選手が指名打者として活躍する。
●指名打者がいないと盛り上がりに欠けるな。
SNSでの「指名打者」の使われ方
【 #エンゼルス 】#大谷翔平 がまた新たな栄誉を与えられました!! #オールMLBチーム のファーストチームに指名打者として、セカンドチームに先発投手としてダブル選出される快挙です?https://t.co/hFDWSGgkAK#日本人選手情報pic.twitter.com/IGsphAzLFv
— MLB Japan (@MLBJapan) November 24, 2021
セ・リーグが勝てないのは指名打者がないせいとか言ってたのはなんだったのか
1つたりとも勝てなかった言い訳か— くぅ@埼玉鯉猫 (@cooler_hn) November 24, 2021
「指名打者」の類義語
指名打者の類義語はありませんでした。
「指名打者」の対義語・反意語
指名打者の対義語・反意語はありませんでした。