「自爆」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-03-02

「自爆」の意味とは

自爆とは、自らの行いで自滅するという意味です。

「自爆」とは読んで字の如く、「自ら爆ぜる」という意味となります。
しかしこの「爆ぜる」の解釈により、この単語の使用用途は非常に広いものとなっているのです。

この「爆ぜる」の部分が、実際に爆発するのかしないのかで使用シーンが異なります。
実際に爆発するものであれば以下などが当てはまるでしょう。

事故による自爆

取り扱い注意の危険物などの扱いで、知識や技術のない人が間違った扱いなどをし、引き起こされる爆発のことを指しています。
事故が原因となる自爆です。

兵器など攻撃のための自爆

兵器としての自爆には、一つは「自爆装置」付きの爆弾などがあります。
何かしらの衝撃などを感知した時以外であっても、この装置によって自動で爆発する仕組みです。

目的には確実に爆発させダメージを与えることや、不発弾となった際に的に再利用されることを防ぐことが挙げられます。
自動的に爆発をする兵器などを指す自爆です。

もう一つは、敵に対して自分ごと突っ込んでダメージを与える自爆となります。
爆弾などを積み込んだ飛行機、車などで敵に自分ごと突撃して爆発を起こしダメージを与えるのです。

また場面が違えば、テロ行為などにも使われます。爆弾を身に付けた人ごと爆発を起こし、周囲を巻き込むケースです。
こちらは自決を伴う自爆です。
このように実際に爆発を伴うものは、事故や戦闘やテロなどに対して使われます。

フィクションでの自爆

こちらは何かしらの作品において見られる、自爆シーンについてです。
「自爆をすること」がフィクション作品内で、お決まりの効果をもたらすという見方となります。

例えば自爆を選択し、誰かを守るようなシーンでは「感動」のための自爆演出です。ギャグ作品などで使われる場合は、「お決まり」や「落ち」といった意味のある自爆演出となります。

フィクション内での自爆には、このように観客に与えるニュアンスが明確な点が特徴です。

シーン演出のための自爆と言えます。

その他の比喩的な自爆

こちらはそもそもリアルであれ、フィクションであれ爆発自体が伴わないものです。
主に営業職の方などが使う言葉で、「自爆営業」と呼ばれています。

これは営業マンなどが自らのノルマを達成できない時などに、自腹を切って足りない分を穴埋めする行為を指しているのです。

自らを犠牲にしている様子を「爆ぜる」に当てはめ、比喩的に自爆としています。
そのためこちらは比喩的な表現としての自爆です。

以上のように非常に使用範囲の広い言葉となっており、使用シーンや前後においてどの意味かを考える必要のある言葉と言えるでしょう。

「自爆」の語源

自爆の語源は、上記の通りで自ら爆ぜるです。

自ら爆ぜること、爆発することを略称した形の単語が自爆となっています。

しかし説明した通り、この爆ぜるや爆発のニュアンスによって使用シーンが異なるのです。実際に爆発するのか、あくまで比喩的な表現なのかという違いとなります。

ただいずれにせよ、「自らを犠牲にする」というニュアンスにおいては共通と言えるでしょう。

そのため「爆」が何を指すかを考える必要がありますが、なんであれ自ら犠牲にしているということには違いはありません。

「自爆」のネット上での使用

自爆は、ネット上でもさらに別のニュアンスで使われているのです。

ネット上とは主にSNSであり、上記で挙げた自爆の意味とは異なる使われ方がされています。SNSなどで見られる自爆とは、自分で墓穴を掘るというような意味です。

自分で墓穴を掘ってしまうような行動、コメントなどに対して使われます。

自身で「自爆した」という場合もあれば、他者に「自爆している」と言われる場合のどちらもあるのです。
こちらも犠牲となるの意味合いが強い使われ方ですが、犠牲になるという意思は無くしてしまうことを指しています。

その点の違いから、上記の他の自爆とは意味やニュアンスに違いが出るのです。

意思に関係なくしてしまったことに対して使われる、比喩的な表現としての自爆です。

「自爆」の例文・用例

自爆

自爆を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●敵に勝つためにはもはや自爆 をするしかない。
●やらかした!とんでもない自爆 画像をアップしてしまった。

SNSでの「自爆」の使われ方

「自爆」の類義語

自爆の類義語は、「自滅」です。

意味は、自らの行動が原因となり滅びることとなります。

「爆ぜる」を「滅びる」に置き換えたかたちであり、意味やニュアンスも近いので類義語と言えるでしょう。
どちらかというとネット上で使用されている、「意志に関係なくしてしまったことに対しての自爆」に、ニュアンスや意味がより近しい単語です。

「自爆」の対義語・反意語

自爆の対義語は、「姦計」です。

意味は、悪だくみです。

自爆の意識に関わらないもの、つまりネット上での使い方に対しての対義語となります。
「自ら墓穴を掘る」の反対なので、「悪巧みをする」という言葉が当てはまるのです。

勝手に墓穴を掘りはまってしまうのか、悪巧みをして相手を陥れるのかの点で反対語と言えます。