「トレスボランチ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「トレスボランチ」の意味とは
トレスボランチとは、サッカーでボランチを3人配置する戦術のことです。
一般的に「トリプルボランチ」と呼ばれています。
「トレスボランチ」はポルトガル語、またはスペイン語です。
そもそもボランチとは、サッカーのポジションの一つです。
ただし、正式なポジション名ではありません。
サッカーにおける正式なポジション名として「FW(フォワード)」「MF(ミッドフィルダー」「DF(ディフェンダー)」「GK(ゴールキーパー)」等を挙げることができます。
コート上においてFWは前、MFは真ん中、DFは後ろ、GKは味方のゴール前に配置されるのが一般的です。
このうち守備的MFが「ボランチ」と呼称されます。
本来、MFはコートの真ん中に配置され、攻撃する役目を担うFWと守備の役目を担うDFの間を繋ぎます。
位置的に戦況に応じて攻撃・守備のどちらの役割も補完できることから、あらかじめ「攻撃的MF」「守備的MF(ボランチ)」というふうに分けられている場合も多いです。
ボランチはポルトガル語で「舵取り」という意味の「volante」を由来とするサッカー用語です。
この単語が意味するように、チーム内の「司令塔」的な存在として注目されるポジションでもあります。
激しいマークをかわしてボールをFWに送れる強靭な身体能力とメンタル、さらに試合全体の状況把握や試合展開を予測できるような頭脳を持ち合わせている選手が抜擢されます。
日本人選手では稲本潤一や遠藤保仁が名ボランチとして知られています。
ボランチは必ずしも一人だけ、というわけではなく2、3人配置されたりします。
ボランチが2人いる場合は「ダブルボランチ」、3人は「トリプルボランチ」です。
このうちのトリプルボランチの別の呼称が「トレスボランチ」です。
「トレスボランチ」の特徴
チームの基本戦略として、あからじめトレスボランチを形成する場合もあれば、攻撃側のMFが守備側に下がってきて、結果的にトレスボランチとなる場合もあります。
DFラインの前でボランチが3人並んでいる状態がトレスボランチの基本的なフォーメーションです。
DFの前にもう一列DFを重ねるような配置となり、必然的に守備力が高まります。
そのため、実力が格上のチームと対戦する時に用いられやすい戦術として知られています。
トレスボランチの最大の利点として、バイタルエリアを相手に奪われにくくなることが挙げられます。
バイタルエリアとは、得点のきっかけになる活動が起こりやすい領域のことで、一般的にMFとDFの間のエリアと言われています。
例えば、攻めてきた相手選手に対して2人のボランチで受けたとしても、トレスボランチならさらに1人残っているため、こぼれ球にも対応することができます。
「トレスボランチ」の例文・用例
トレスボランチを使った例文・用例を紹介します。
●格上チームを相手にトレスボランチで守備を固める。
●トレスボランチで守りは強いものの、なかなか得点に繋がらない。
SNSでの「トレスボランチ」の使われ方
何回でも繰り返すが、トレスボランチ採用するのに、どうして守備の強い中盤のバックアップ呼んでないのだろうか。川辺や稲垣や松岡など有効な選手は多数いるのに。前線のタレントばかり多数呼んでどうするのだろう。まあ勝った試合後にネチネチ森保さんに文句を言うのは楽しい娯楽だが。
— 武藤文雄 (@hsyf610muto) February 1, 2022
中3日のゲームで、マリノスの方がスタメン変更多いし交代も早めに負荷調整して、それなのに「普段は走行距離は相手より少なめ」な広島に走り負け、スプリント回数も176:226。淡白よね~
ゲームプランとトレスボランチの食い合わせ問題…。まあ広島は藤井智也が1人で51スプリントだけどね?良い槍だ!
— 蒼井真理 (@aoi_mari) April 6, 2022
「トレスボランチ」の類義語
トレスボランチの類義語はありませんでした。
「トレスボランチ」の対義語・反意語
トレスボランチの対義語・反意語はありませんでした。