「萎え」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「萎え」の意味とは
萎えとは、気持ちがなえるという意味です。
「萎え」は「なえ」と読み、上記の意味や「興ざめすること」などを表した単語となります。
さらに言い換えれば気持ちが冷めることや、高まっていた熱が下がっていく様子です。
こうした冷めていく様子の例えとしては、好きだった人のイヤな一面を見た時などに起こります。
好きという熱があったところに、嫌だと思うことが起き熱が一気に覚める様子を「萎え」と言うのです。
その他には、気持ちが落ち込んでしまうような時にも使われます。
こちらは必死に頑張っていたものに、何かしらの水を差された時などに使われるのです。
「萎える」という言葉はもともとありますが、「萎え」だけだとネットスラングとなります。
主にはネガティブなイメージとして使われる、精神状態を表すネットスラングという分類です。
「萎え」の語源
萎えの語源は、萎えるです。
萎えの語源は萎えるとなっており、さらにこの語源は使われている漢字にあります。
萎えの「萎」は、「委」に草冠を付けたものです。
「委」はさらに上のパーツと、下のパーツで分けることができるのです。
上のパーツは「穀物」などを表し、下のパーツはそのままの「女」を表します。
そこから「委」は頭に稲を被った女性を表しており、これは祭りの際に踊る女性を表しているのです。
女性は男性よりも背が低いことが多く、その女性が曲がるように踊っている様子を表現しています。
そこから「萎える」は、「体力などが衰える」や「植物がしおれる」という意味となるのです。
こうした漢字としての語源から始まり、ニュアンスをそのまま引き継いだネットスラングが「萎え」となっています。
そのため意味に関しても、語源のニュアンスを参考にしたものとなっているわけです。
「萎え」の語源のもう一つの意味
萎えは、語源の萎えるのもう一つの意味も引き継いだ単語です。
萎えの語源となる萎えるには、上記の意味以外にもう一つの意味があります。
その意味とは「着古したりした着物などのノリが落ちて、柔らかくなっていく様子」です。
ニュアンスとしてはしっかりと仕上がっていた着物などが、しなしなと弱くなっていくような様子を表しています。
萎えるでは着物などを対象に使っていますが、萎えではこれも精神的表現として使っているのです。
このしなしなと弱っていくニュアンスが精神的な表情に当てはめられ、気持ちが落ち込んでいく様子という萎えの意味へと繋がります。
「萎え」の例文・用例
萎えを使った例文・用例を紹介します。
●なんか放課後にタンニンに呼び出されてるっぽい。マジ萎え だわ。
●知らない間に彼女に振られてて、さすがに萎えー。
SNSでの「萎え」の使われ方
2020.3.29
回2666M 205系ケヨM11編成切り位置でミス、萎え pic.twitter.com/J2u0q3sHl6
— あ (@205_M51) March 29, 2020
YouTube初めてから
雪降ったら絶対動画撮るって決めてたから
外出れなくてガン萎え…
明日まで持ち堪えてくれ、
溶けないで〜!?!?!?!— なえなの? (@naenano78) March 29, 2020
「萎え」の類義語
萎えの類義語は、「シラける」です。
意味は、興ざめするや熱が冷めるです。
萎えが精神的な部分の表現だったため、類義語にも気持ちを表す単語が挙げられます。
また単に「冷める」や、精神的な姿勢を表す「消極的」なども当てはまるでしょう。
「萎え」の対義語・反意語
萎えの対義語は、「萌える」です。
意味は、胸がときめいたりキュンとする様子です。
主にはアニメのキャラクターなどに使われる単語で、上記のように気持ちの高鳴りを表した単語となっています。
気持ちや精神が落ち込む様子が「萎え」だったため、こちらの単語が対義語と言えるでしょう。