「夜郎自大(やろうじだい)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「夜郎自大」の意味とは
夜郎自大(やろうじだい)とは、自分の力量を知らずにいばっているさま、広い世界を知らずに自分の力を過大評価すること、もしくはそのような人物のこと
を表す四字熟語です。
「夜郎自大」の語源
この言葉の由来は、中国の古い歴史書『史記』に記されたある出来事にあります。中国の西南地域に存在した小さな国「夜郎」が、自分の国の大きさを過信し、漢という大きな帝国を知らなかったため、自分たちが最も偉大だと自惚れていたという故事です。この故事から、自分の能力を過大評価し、周りが見えなくなることを「夜郎自大」と呼ぶようになりました。
「夜郎自大」の英語表現
https://www.youtube.com/watch?v=Zpvuh6wOShc
夜郎自大を英語で表すと次のような表現になります。
・a person who is haughty [arrogant] with no knowledge of his own limitations(夜郎自大なやつ)
[出典:小学館 プログレッシブ和英中辞典]
「夜郎自大」の例文・用例
夜郎自大を使った例文・用例を紹介します。
●夜郎自大な態度をとっていると、周囲から孤立してしまう。
●若いうちは誰でも少しは夜郎自大になるものだ。
SNSでの「夜郎自大」の使われ方
「日本人は好戦的な民族」なんて、夜郎自大もいいとこですよ。そんなのあーた、大陸先輩やヨーロッパ先輩に聞かれたら笑われますよ。
特にヨーロッパ先輩なんて、日本が「お江戸でござる」やってた17世紀に、「戦争してない期間が全部合わせて4年」しかなかったんだからw https://t.co/KaCM19MGx3— SOW@ (@sow_LIBRA11) August 29, 2024
今週はノーベル賞受賞者の発表が続くが、NHKニュースでは受賞者の紹介の後、日本人は受賞しなかったとのコメントがつく。これだけ大学を衰弱させて、ノーベル賞を取れなど、不可能な話。日本スゴイの夜郎自大がメディアに浸潤しているということか。
— 山口二郎 (@260yamaguchi) October 5, 2022
「夜郎自大」の類義語
夜郎自大の類義語は「井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)」です。「井の中の蛙大海を知らず」とは、考えや知識が狭く、広い世界があることを知らないことのたとえです。
「夜郎自大」の対義語・反意語
夜郎自大の対義語・反意語は「謙虚」や「慎み深い」です。「謙虚」とは、自分のことを過大評価せず、へりくだること、「慎み深い」とは、控えめで、控えめな態度をとることです。