「一手勝ち」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「一手勝ち」の意味とは
一手勝ちとは、将棋でギリギリの勝負という意味です。一手の差で、相手の玉を詰ませることができる状態をさします。
「一手勝ち」の特徴
一手(いって)とは、囲碁や将棋などで、碁石や駒を一回動かすことです。
一手勝ちとは、駒の一回の動きの差で相手に勝つことを意味します。
「一手勝ち」の英語表現
英語では、「一手勝ち」を明確に表現する単語はありません。
ちなみに「一手」は「move」と表します。
―This move will decide the game.(この一手で勝敗が決する。)
―He guessed the next move.(彼は次の一手を読んだ。)
「一手勝ち」のポイント
大差で勝負が決まる場合、負ける側が、投了前の形作りで、勝った側の玉に詰めろをかけてから詰まされた場合は、投了図では一手の差になっているが、「一手勝ち(一手負け)」と言われることはありません。
「一手勝ち」の派生パターン
一手勝ちにまつわる言葉を紹介します。
一手勝ちを目指す
終盤の急所で相手の玉を詰ませるために決めに行くという意味です。
「一手勝ち」の例文・用例
一手勝ちを使った例文・用例を紹介します。
●一手勝ちの将棋だった。
●一手勝ちを目指してがんばった。
SNSでの「一手勝ち」の使われ方
藤井聡太七段「仕掛けた後に苦しくなってしまった、苦しい局面が長く続いた将棋だった」「▲7一金と打ったところで一手勝ちできると思った」「今期は本戦入りできるよう戦っていきたい」
今泉健司四段「早指しは勝負の面を重視して相手の時間も見ながら行った」 pic.twitter.com/wZQ9g6TV9k— ロタ (@Rota_JP) January 31, 2020
すごく綺麗な形作りを強要してしまった。
あと1歩あればの図面
相手の人も追い詰めたと自信を持って終われる。
大差より、綺麗な一手勝ちが理想 pic.twitter.com/cJmuO2uMSA— 謎の稚魚 (@kasyutaamin) April 5, 2020
「一手勝ち」の類義語
一手勝ちの類義語は、「一手違い」です。
意味は、攻め合いの手段が一手違うことです。
勝つ方は「一手勝ち」といい、負ける方は「一手負け」となります。
「一手勝ち」の対義語・反意語
一手勝ちの対義語は、「一手負け」です。
意味は、将棋で一手の差で負けることです。
―一手負けの勝負だった。