「駒得」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「駒得」の意味とは
駒得とは、対局はじめよりも特定の駒が増えていたり、減った駒よりも増えた駒の方が価値が高い状態という意味です。「こまどく」と読みます。
「駒得」の考え方
将棋には、相手の駒を取ると自分の駒として使えるというルールがあります。取った駒を「持ち駒」といい、自分の手番の際に好きな位置に打つことができます。(禁じ手もあります)
駒得には「枚数」と「駒の価値」の2つの考え方があります。
枚数でいえば、相手から「歩」を1枚取った場合、初期の9枚から10枚に増えるため「一歩得」という状態になります。また、相手は必然的に歩が9枚から8枚になっているため「一歩損」となります。
「駒の価値」とは、駒の種類によって価値に差があるということです。
価値の高いものから「王将→飛車→角行→金将→銀将→桂馬→香車→歩兵」となっています。
もし、自分の「金」で相手の「飛車」を取り、その後に相手の歩などによって金をとられてしまった場合は、「金と飛車を交換した」ということになります。
この場合、金はとられてしまったものの、金より価値の高い飛車を持ち駒とすることに成功しているので、「飛金交換の駒得」ということになります。この場合も、相手は駒損をしています。
「駒得」の例文・用例
駒得を使った例文・用例を紹介します。
●序盤から駒得を積んできたことが、形成を有利に運びましたね。
●駒をとられても、交換の末の駒得なら慌てなくてもいいよ。
SNSでの「駒得」の使われ方
調子が悪い時
攻める⇨駒損⇨攻める⇨駒損
調子がいい時
受ける⇨駒得⇨受ける⇨駒得
気持ちのありようか‥??本年も有り難うございました。特に群馬は将棋カフェと将棋サロンが桐生市と伊勢崎市に誕生しました❗️来年もたくさん行きたいと思います??
— なな夫 (@nra15134) December 31, 2020
昨日は勝ちでした。
先手の攻め、後手の受けという展開に。
図は先手駒得ながら歩損も大きくギリギリの局面です。角取りや△5七歩成も残り忙しく見えますが、ここで▲7六金が狙いの一手でした。次に▲6五金や▲8五金があるので△8四飛とされましたが▲5一角が期待の両取りで優勢になりました。 pic.twitter.com/0rVuHG7gtK— 三枚堂達也 (@sanmaido714) December 30, 2020
「駒得」の類義語
駒得の類義語はありませんでした。
「駒得」の対義語・反意語
駒得の対義語は、「駒損」です。
特定の駒の枚数が減っていたり、減った駒よりも増えた駒の価値が低いことをいいます。