「フォーマット」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-11-20

「フォーマット」の意味とは

フォーマットとは、文書などの書式・雛形またはコンピューター等を初期化することを表す言葉です。

「フォーマット」の特徴

「フォーマット」には異なる二つの意味がありますが、どちらも一般的に使われています。状況や文脈によって意味が異なってくるのが特徴です。

文書などの雛形という意味の「フォーマット」

メールなどの文章を書いたり、テレビ番組などのコンテンツを構成する際には一定の「型」が存在することがほとんどです。
例えば仕事で使うマニュアルや企画書といったものや、お客様に送るメールなどは初めにタイトルがあって、挨拶があって・・という順番がある程度決まっています。
これを指して「フォーマット通りに作ってください。」といった使われ方をします。
テレビ番組なども、最初にタイトルコール、出演者の紹介・・というようなフォーマットがあり、これをベースに様々なコンテンツを作成しています。

コンピューターの初期化という意味の「フォーマット」

もうひとつが、「ハードディスクやメモリーカードなどを初期化する」という意味です。
初期化とは「記録媒体をまっさらな状態にし、保存作業が可能な状態にする」ということで、単に中のデータを消すということではありません。
「情報を書き込める状態にする」のが目的なのですが、その作業のためにデータを空にする必要があるのです。
そのため、データが入っていないメモリーカードやUSBメモリーでも、保存ができない状態であれば「フォーマットしてください」とメッセージが出てくることがあります。

「フォーマット」の語源

フォーマットの語源は、英語の「format」です。
意味は「構成」「(本などの)型」「方式」「形式」と訳されます。
書式などの雛形という意味は、ここから来ています。
また、コンピューターにおけるデータ配列の「型」も「フォーマット」と呼ばれ、その「型」を使える状態にする(=初期化する)ことを「フォーマットする」と表現されるようになりました。

「フォーマット」の派生パターン

2つの派生パターンをご紹介します。

フォーマット化

「一定の書式にする」または「定型化する」という意味です。
たとえば仕事における手順書が紙やテキストファイルなどバラバラだった場合、全てワードファイルに統一して保存したり、その手順書の書き方も雛形を用意してそれに沿って記載していくようにする、といったことを「フォーマット化」と呼びます。

ファイルフォーマット

「ファイル形式」とも言い、パソコンやスマートフォンに保存されるデータの形式のことです。
例えば画像であれば「JPEG」「GIF」などがあり、ファイルの名前の後に「○○.jpeg」という風についています。(これを拡張子と呼びます)

「フォーマット」の例文・用例

フォーマット

フォーマットを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●取引先へのメールは、このフォーマットを参考に書いてくださいね。
●USBをフォーマットする前に、データのバックアップをとっておこう。

SNSでの「フォーマット」の使われ方

「フォーマット」の類義語

フォーマットの類義語は、意味によって変わってきます。

テンプレート

書式などの雛形のことを「テンプレート」とも言います。
また、ネットなどでよく使われる定型文のことを「テンプレ」と表現することがあります。

イニシャライズ

コンピューターを初期化することは、「イニシャライズ」とも言います。
保存する区画を作成する作業に着目してこう呼ばれることがあります。

「フォーマット」の対義語・反意語

フォーマットの対義語・反意語はありませんでした。