「メタバース」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「メタバース」の意味とは
メタバースとは、利用者同士でコミュニケーションを取ることのできる仮想空間のことです。
一般的に、3次元で構成された空間の中で、自由に歩き回ったり、他の利用者のアバターと接触できたり…といったことができるものを指します。
以前より一部のゲームに取り入れられていた技術でしたが、近年ではビジネスに応用する動きが活発化しています。
例えば、Meta社(旧Facebook社)が提供しているビジネス会議用VR『Horizon Workrooms』や、22年に提供予定のマイクロソフト社の「Mesh for Teams」などです。
従来のメッセージや音声、ビデオ通話と異なり、周囲の空間や他者の存在をリアルに感じ取れるため、実際にオフィスに出社しているかのような気分を味わえたりします。
また、ゲームをプレイしているかのような遊び心があるため、社員同士やチーム間のコミュニケーションが取りやすくなる可能性が期待されています。
「メタバース」の語源
メタバースの「メタ(meta)」とは、「高次の」という意味です。
また、「バース」は「ユニバース(universe)」の語尾です。
「メタバース(metaverse)」は両者を繋げた造語で、日本語にすると「高次の宇宙(世界)」と直訳できます。
この造語自体は目新しいものではなく、1992年に米国で出版されたSF小説『スノウ・クラッシュ(ニール・スティーブンソン)』に由来します。
この小説の中で、「メタバース」と呼ばれるインターネット上の仮想世界が登場するのです。
他者とコミュニケーションを取れる仮想空間が、『スノウ・クラッシュ』のメタバースを彷彿とさせることから、この名が付けられたのだと考えられます。
「メタバース」と「VR」の違いは?
メタバースと間違われやすい言葉として「VR(ばーちゃるりありてぃ)」があります。
VRは主にヘッドマウントディスプレイ(HDM)等を装着して、バーチャル空間(メタバース)を視界いっぱいに体験するものです。
そのため、VRはメタバースに入るためのツールの一つと考えて良いと思います。
サービスや製品によって、メタバースをVR機器で利用する場合と、通常のディスプレイ(PC画面など)で利用する場合とがあります。
よりリアルな体験を味わいたい場合は、VRに対応しているメタバースを選択すると良いでしょう。
「メタバース」の具体的な事例
近年、注目を集めている「メタバース」ですが、実は過去にも同様な技術を用いた製品が複数あります。
例えば、2003年にサービスを開始したLinden Lab社の「セカンドライフ」です。
仮想空間でのユーザー間のコミュニケーションはもちろん、商品やサービスの売買も行われていました。
「セカンドライフ」の登場は世界的な話題となりましたが、サーバー環境が間に合わず人数制限に踏み切ったことで、急速にブームが去っていきました。
「メタバース」の例文・用例
メタバースを使った例文・用例を紹介します。
●昼休憩の後にメタバースで会議をしましょう。
●メタバースで開催されるイベントに参加する。
SNSでの「メタバース」の使われ方
メタバース内で緊急放送番組を見るメタバース原住民たち pic.twitter.com/H9QMqRL4Tw
— れーねる (@ree_fa) January 15, 2022
メタバースはじめた蕎麦屋さんの料理をメタバース化する3Dスキャン民 pic.twitter.com/uMpzYbLrAN
— iwama@h (@iwamah1) January 21, 2022
「メタバース」の類義語
メタバースの類義語はありませんでした。
「メタバース」の対義語・反意語
メタバースの対義語・反意語はありませんでした。