「毀誉褒貶(きよほうへん)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「毀誉褒貶」の意味とは
毀誉褒貶(きよほうへん)とは、ほめたりけなしたりすることや、ほめたりけなしたりする世間の評判を表す四字熟語です。
「半々である」ことを意味する「相半ばする」を後に付けて、良い評価と悪い評価が半々であることを示す「毀誉褒貶相半ばする」という表現として使われることが多いです。また、良い評価も悪い評価も多いことを示す「毀誉褒貶が多い」という表現もよく使われます。
「毀誉褒貶」の語源
「毀誉褒貶」の「誉」と「褒」は「ほめること」、「毀」と「貶」は「けなすこと」を意味します。「毀誉」と「褒貶」、それぞれ相反する意味を持つ語を2つ組み合わせることにより、それぞれの意味を強調する言葉となっています。
「毀誉褒貶」の英語表現
毀誉褒貶を英語で表すと次のような表現になります。
・praise or censure(毀誉褒貶)
・The wise are not influenced by praise or censure.(賢人は毀誉褒貶に左右されない)
[出典:ジーニアス和英辞典]
「毀誉褒貶」の例文・用例
毀誉褒貶を使った例文・用例を紹介します。
●毀誉褒貶をいちいち気にしていたら、稼げるブロガーにはなれない。
●彼の作品は毀誉褒貶が激しいことで有名だ。
SNSでの「毀誉褒貶」の使われ方
エリツィンの歴史的な評価って、これまでは毀誉褒貶あれど「民主政治家」として一線を守ったことで功の部分が辛うじて勝るとされていたと思うけど、オリガルヒとの癒着と側近政治を確立してしまったこと・何よりプーチンを後継指名してしまったことで、これからは厳しいものになるんだろうな
— こなたま(CV:渡辺久美子) (@MyoyoShinnyo) April 8, 2022
休刊後も毀誉褒貶かまびすしい「映画秘宝」だが、依頼原稿に見合うギャラを保証してくれていた事実は良い点として記しておきたい。同誌の豊かな情報量はそれによって支えられていたし、膨大な下調べと資料を要する記事に対し、安価なギャラを提示してくる媒体の多い現況、他も見習うべき事例だと思う。
— 尾崎一男 (@dolly_ozaki) April 8, 2022
「毀誉褒貶」の類義語
毀誉褒貶の類義語は、「毀誉」や「賛否両論」が挙げられます。「毀誉」の意味は「毀誉褒貶」と同様に「ほめることとけなすこと」です。「賛否両論」は、賛成と反対の両方の意見があることを意味します。
「毀誉褒貶」の対義語・反意語
毀誉褒貶の対義語・反意語は「衆口一致」や「満場一致」です。「衆口一致」は「多くの意見や評判が完全に合うこと」、意味「満場一致」は、「その場にいるすべての人の意見が一致すること」という意味です。