「ゲームマスター」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-12-01

「ゲームマスター」の意味とは

ゲームマスターとは、主にテーブルトークRPGの進行役、またはオンラインゲームの運営者・サポート担当者を指す言葉です。

英語表記である「Game Master」の頭文字を取って「GM」と省略されることもあります。

ゲームの種類によって、ゲームマスターの意味合いや役割が異なります。
ゲームマスターの役割は、主に以下2パターンに大別されます。
1.テーブルトークRPGの進行役
2.オンラインゲームの運営者・サポート担当者
各パターンの意味合い・役割について詳細を述べます。

1.テーブルトークRPGの進行役

テーブルトークRPGとは、ゲーム機やコンピューターを使用しない対話型のロールプレイングゲームのことです。
事前に用意されたシナリオ・ルールに沿って、サイコロや鉛筆、紙などのアイテムを使いながら遊びます。

ゲームマスターはゲームの参加者の一人ですが、キャラクターを操作するプレイヤーとは異なり、「シナリオ・ルールの準備」や「ゲームの進行」が主な役割です。
シナリオは市販・配布されているような既製品を事前に用意するか、ゲームマスターが自作する場合もあります。

ちなみに、テーブルトークRPGの有名な既製品として『 クトゥルフ神話TRPG.』や『ソード・ワールド』シリーズがあります。

プレイ中は、物語の状況や舞台の情景を説明したり、プレイヤーがルールに則った行動を取るよう誘導したりしながら、ゲームを進行します。
また、プレイヤーが操作しないキャラクターの操作を担うのもゲームマスターの役割の一つです。

2.オンラインゲームの運営者・サポート担当者

オンラインゲームにおけるゲームマスターは、運営者またはサポート担当者を差します。
個人運営のような小規模オンラインゲームにおいて、ゲームマスターはゲームの運用と管理を一手に担う「運営者」に対して呼称されます。

一方、商用タイトルのような大規模オンラインゲームでは、ユーザーの質問に答えたり、トラブルを解決したりする「サポート担当者」を指すのが一般的です。
商用タイトルにおけるゲームマスターは、しばしばキャラクターとしてゲーム内に姿を現し、ユーザーとコミュニケーションを取ることがあります。
また通常、不正プレイヤーの強制追放やアクセス制限などの特別な権限を持っています。
しかし、あくまでヘルプデスクに近い立場・役割であるため、ゲーム開発に関わるようなテクニカルサポートには対応していないことが多いです。

「ゲームマスター」の起源

ゲームマスターという言葉が使われ始めたのは「プレイバイメール」以降だと言われています。
プレイバイメールとは、手紙やメールなどのやりとりを通じて、遠隔地の対戦相手と遊ぶいにしえのネットゲームのことです。
ルールが複雑なボードゲームや複数人でプレイするマルチゲームでは、プレイヤー同士の通信だけでゲームを進行するのが難しくなるため、通信の中継ぎとしてゲームの管理者(ゲームマスター)が設置させるようになりました。
ゲームマスターは各プレイヤーから手紙やメールを受け取り、ルールに則ってプレイの結果や勝敗を判定し、返信する役割を担っていました。

ちなみに、テーブルトークRPGで「ゲームマスター」という言葉が初めて登場したのは1975年にアメリカで発売された『トンネルズ&トロールズ』です。
また、オンラインゲームでの呼称は『ウルティマオンライン』で使われたのを皮きりに、運営者あるいはサポート担当者を指す言葉として「ゲームマスター」が普及しました。

「ゲームマスター」の例文・用例

ゲームマスター

ゲームマスターを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●参加者の中から一人ゲームマスターを決めよう。
●フリーズするバグをGMに報告しよう。

SNSでの「ゲームマスター」の使われ方

「ゲームマスター」の類義語

ゲームマスターの類義語は、「ディーラー」です。
ディーラー(クルーピエ)とは、カジノのテーブルゲームにおいて、ルーレットの操作、カードの分配、チップの回収および勝者への配当などを行うスタッフを指します

「ゲームマスター」の対義語・反意語

ゲームマスターの対義語は、「プレイヤー」です。
プレイヤーとは、ゲームの参戦者を指します。