「部屋」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「部屋」の意味とは

部屋とは、日本相撲協会に所属する力士や親方、行司などの協会員が所属する団体のことです。「相撲部屋」とも呼ばれます。

「部屋」のシステム

2021年11月現在、角界には42の部屋が存在し、それぞれを親方(年寄)が日本相撲協会から委託を受けて経営しています。維持費などは協会から支給されるようになっています。

親方や力士をはじめ行司、呼出、床山などの相撲協会員は、必ずいずれかの部屋に所属する決まりとなっています。
力士は原則的に部屋の移籍はできず、同部屋の力士は本場所で対戦することはありません。

また、いくつかの部屋が集まって出来た「一門」という組織があり、現在は5系統に分かれています。部屋はいずれかの一門に所属する決まりとなっていて、これを「一門制度」と呼びます。

部屋には最低でも親方と力士が1名ずついなければならないため、親方の後継者がいなかったり力士が誰もいなくなった場合は、その部屋は閉鎖されることになります。
師匠がいなくなるなどして部屋が閉鎖された場合は、所属していた力士や行司などは他の部屋への移籍が認められます。

「部屋」の役割

相撲の部屋にはいくつかの役割がありますが、メインとなるのは「力士の養成」です。
それぞれの部屋には「師匠」と呼ばれる元力士が所属しており、門下力士達の稽古を行っています。部屋の名前は、大抵はこの師匠の名前がつけられています。師匠も親方の資格を持っているため、「○○親方」と呼ばれることが多いです。

また、部屋は力士達の生活拠点でもあります。そのため物理的な「部屋」は、力士達の稽古場であり住居となっています。
幕下以下の力士は大部屋で共同生活を営み、関取になるまでは個室での生活は認められません。基本的には結婚するまで部屋での生活となりますが、結婚して独立した後も部屋には所属した状態となります。

「部屋」の例文・用例

部屋

部屋を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●この辺には相撲部屋が多いから、よくお相撲さんを見るよ。
●現在の部屋は全て関東圏が所在地です。

SNSでの「部屋」の使われ方

「部屋」の類義語

部屋の類義語は、「相撲部屋」です。
こちらも同義で使われています。

「部屋」の対義語・反意語

部屋の対義語・反意語はありませんでした。