「呻吟」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「呻吟」の意味とは
呻吟とは、苦しんで呻くこと、またその時の声や音のことです。
「呻吟」の語源と英語表現
呻吟の「呻」という字にも「吟」という字にも、同様に「うめく」という意味があります。
うめくというのは、苦しみのあまり低い声を出してしまうこと、うなることを指します。
また、呻吟は英語で「moan」や「groan」と表現します。
「呻吟」の特徴
呻吟とはその文字通り、苦しみのあまりうめくことやその声のことを指します。また、このような唸り声のする呼吸のことを「呻吟呼吸」と呼びます。
呻吟は新生児に見られることが多く、特に低体重出生児に起こりやすいとされています。原因としては呼吸窮迫症候群や新生児一過性多呼吸などの呼吸障害が挙げられ、呼吸が多すぎたり、逆に定期的に止まってしまうことがあります。
低体重出生児でなくても、感染症や低血糖、低酸素症などで呻吟が見られるケースもあります。
また、高齢者に呻吟が見られる場合は、誤嚥性肺炎などが疑われます。
「呻吟」の治療方法
新生児に呻吟が見られる場合は、「人工肺サーファクタント充墳療法」という治療が行われます。
「肺サーファクタント」とは成熟した肺の肺胞の中にある、肺胞の内壁がくっつかないようにする成分のことですが、低体重出生児ではこの肺サーファクタントが充分につくられないことがあります。
人工肺サーファクタントを注入することで肺胞が袋状に維持され、呼吸状態が改善します。
この治療法の確立により、低体重出生児の死亡率は劇的に減少しました。
「呻吟」の例文・用例
呻吟を使った例文・用例を紹介します。
●新生児に呻吟が見られるので救急搬送します。
●呻吟の状態はなくなったね、よかった。
SNSでの「呻吟」の使われ方
【肺サーファクタント】
表面張力という肺胞には縮もうとする力が働く、肺サーファクタントで抑えている
Ⅱ型肺胞上皮細胞が作成
胎児の肺機能成熟は在胎34週
それより前に産まれたらRDS(出生前に肺サーファクタントが足りなくて呼吸不可)になる
症状-努力性の呻吟呼吸、チアノーゼ、胸骨陥没 pic.twitter.com/tSzW9Jiy4t— 自己満足、でもなりたい救急救命士 (@MYEV43v13Qwl7hf) September 30, 2021
寝ている娘の呼吸が気になる。息を吐く時、「んーふんー」て鳴る(言う?)調べると呻吟、呼吸困難とか出るけど…今、音は落ち着いてきたけど、いつもより呼吸音は聞こえる。鼻づまりはないし。心配…
— きゃめる@3人育児 (@camelnewyorker) February 27, 2019
「呻吟」の類義語
呻吟の類義語は、「うめき」「唸り声」です。
どちらも、苦しさから出る低い声のことを指します。
医療現場では呼吸や痛みの苦しさから出る音のことを言いますが、日常的には仕事などが苦しい際の比喩表現として使われることもあります。
「呻吟」の対義語・反意語
呻吟の対義語・反意語はありませんでした。