「からすみ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「からすみ」の意味とは
からすみとは、ボラやサバなどの卵巣を塩漬けにし、乾燥させたものたものです。
漢字で書くと「唐墨」となります。
国内では、長崎県でとれるボラの卵で作られたものが有名です。
台湾やイタリアなどでも作られています。
日本でからすみが伝わってきたのは江戸時代とされ、中国から長崎へとやって来たという説が有力と言われています。
江戸時代から肥前国のからすみは、越前国のウニ、三河国のコノワタと一緒に3大珍味として有名でした。
味はたらこが塩辛く、濃くなったような風味で、濃厚なチーズのような味がします。
オードブル用に薄く切り分けたり、細かくすり下ろしてパスタやチャーハンににかけたりして使うと、風味を良くします。
また、からすみは軽くあぶってもより風味が増し、美味しく食べられる珍味です。
からすみは大変な高級品で、1kgあたり数万円と、非常に値の張るものもあります。
その理由は製造工程の技術や手間にあり、血抜きや塩漬け、油抜きや乾燥など数々の工程を経て作られていることが原因です。
「からすみ」の栄養価
からすみには栄養価が高い食品としても知られています。
高たんぱくで、ビタミンA、Eを豊富に含んでいます。
しかしながら脂質やコレステロールも多く含んでいるため、摂取のし過ぎには注意が必要です。
「からすみ」とたらこや明太子との違い
からすみと同じく魚の卵巣からできている、たらこや明太子との違いは、からすみが主としてボラの卵巣からできているのに対し、明太子はタラの卵巣の辛子漬け、たらこはタラの卵巣の塩漬けである点です。
また、からすみは完全に硬くなるまで乾燥させますが、明太子やたらこは水分を含んでいます。
「からすみ」の例文・用例
からすみを使った例文・用例を紹介します。
●今日初めてからすみを食べたけど、思ったより味が濃いんだね。
●このからすみって、どこに行ったら手に入るの?
SNSでの「からすみ」の使われ方
近所の魚屋さんの自家製からすみのパスタ。レシピはラ・ベットラ落合さんの本のもの。 pic.twitter.com/gIgG1efp1l
— noto (@noto) December 12, 2020
イカスミ? 片隅? いいえ? からすみです。 pic.twitter.com/DPDXt4RTx3
— phares? (@phares0707) December 12, 2020
「からすみ」の類義語
からすみの類義語はありませんでした。
「からすみ」の対義語・反意語
からすみの対義語・反意語はありませんでした。