「毒親」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-02-27

「毒親」の意味とは

毒親とは、毒になる親という意味です。

「毒親」とは、この「毒になる親」を略した言葉となっています。

毒になる親の意味は子どもに悪影響を与えたり、子どもが厄介と感じるような親のことです。

毒と比喩されるているため、当然ながら良い意味ではなく悪い意味での使用となっています。

元々の「毒になる親」は、イギリスでできた言葉です。それが日本でも徐々に使われはじめ、いわゆるひどい親の話が目立つようになってから一気に広まりました。

そして使い勝手のよいように略され、結果として「毒親」という単語が生まれ広まっていったのです。

「毒親」はもともと昔からあった言葉が、時代背景に連動して、さらに略語となり広まった単語となっています。

「毒親」の語源

毒親の語源は、毒になる親でありさらには英語のtoxic parentsです。

毒親の語源は上述の通り、毒になる親です。

また好む毒になる親が誕生したのはイギリスなので、大元は英語の「toxic parents」となります。この言葉は1989年に誕生しており、イギリスのスーザンフォワードという人が作った言葉となります。

スーザンフォワードは「子どもの人生を支配し、子どもに害悪を及ぼす親」と定義しており、現在の日本での「毒親」の定義とほとんど同じままと言えるでしょう。

日本では2008年頃から、自己愛の強い問題のある母親が増えたことに対してスポットが当たり始めました。

そしてその子どもが苦しんでいるという、そうしたテーマの書籍などが多く発売されたのです。

そして2015年頃になると、日本では略語となる「毒親」は一種のブームのように広がっていました。

そのため「毒親」が誕生し、広まった背景には日本国内のこうした背景と連動しているのです。

「毒親」の典型的な特徴

毒親には、典型的な特待があるのです。

毒親という言葉をより理解するために、この点についても見ていきましょう。毒親と呼ばれる人たちの典型的な特徴は以下です。

条件付きでしか愛を与えない毒親は無条件では子どもに愛情を注ぎません。
子どもが愛情を受けるだけのことをした(してくれた)と、感じる時のみ愛を与えます。
幼少期の成長には、親からの深い愛情が必要です。
このように愛に条件を付けてしまうと、子どもの成長も歪んでしまいます。
子どもに自分の考えや理念を押し付ける毒親は自分の子どもに対して、自身の考えや理念を押し付けます。
価値観を押し付けてしまうので、子ども側からすれば思考停止に陥ります。
自分で考えることをやめた子どもが、健全に成長できないことは明らかでしょう。
子どもに対して決めつけをする毒親は子どもに対して「あなたは〇〇だから」と、決めつけをした上で接します。
このことで子どもの、本来は多くある可能性を握り潰しているのです。

このように「毒親」と呼ばれる人たちには、ある程度の一概の典型的な条件が存在しています。

「毒親」の例文・用例

毒親

毒親を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●何も暴力や暴言だけが毒親 の条件じゃないよ。子どもへの無関心だって立派な条件なんだから。
●子どもを放置しておく親だって、それは毒親 と呼ばれる親だからね。

SNSでの「毒親」の使われ方

「毒親」の類義語

毒親の類義語は、「毒父、毒母」です。

意味は、毒親と全く同じとなっています。しかしこちらの場合では、性別に分けて限定的に使用をするための言葉です。

両親共に毒親とは限らないので、一概に毒親も括れない時に使えます。毒親とほとんど同じ言葉がとなるため、類義語として挙げられるでしょう。

「毒親」の対義語・反意語

毒親の対義語は、「親」です。

意味は、そのまま子どもを持つ親のことです。

毒親は子どもに悪影響を与える存在であり、言い換えれば子育てをまっとうできいない存在となります。その反対語であれば、単に「親」と言えるでしょう。

親としての役割を果たしているからこそ、世間に「親」として見られているだろうからです。

毒親の反対語は、何も特別立派な親である必要はありません。子育てをまっとうできる「親」こそが、反対語なのです。