「アバンギャルド」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-09-09

「アバンギャルド」の意味とは

アバンギャルドとは、前衛的な芸術作品や人々・革新的という意味です。

主に芸術、文化、政治の分野における革新的な作品や人々のことをいいます。

また、日本では特にファッションなどの芸術分野や、ITの分野などにおいて使われることが多く、それまでなかった斬新なことをするような人たちや斬新なデザインなどを意味します。

「アバンギャルド」の語源

アバンギャルドの語源は、フランス語の「avant-garde」です。

これは12世紀頃から使われていた軍隊用語で「前衛・尖兵」を意味します。

「前衛」とは、軍隊の最前線に立ち先導・攻撃・防衛を行う部隊のことです。

「尖兵」とは、軍隊の前方で敵軍を偵察し、敵の攻撃を警戒する役割を持つ少数部隊のことを指します。

どちらも、誰も足を踏み入れていない敵地に一番最初に入って行く部隊ということです。

その後、19世紀頃、軍隊用語から派生して、「既存のものを壊して新しいものを創造すること」「最先端に位置する人」という意味で使われるようになりました。

ファッション用語として使われる「アバンギャルド」

近年では、「アバンギャルド」はファッション用語としてもよく使われています。

「最先端」「斬新」「大胆」などを意味します。

パリコレなどのファッションショーで見られるような衣装をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。

例えば、スタイリッシュで適度な肌の露出があるデザインや、個性的で大胆なデザインのバッグなどの小物などを「アバンギャルドなファッション」といいます。

また、服装だけでなく、メイクや髪型、サングラスやネックレスなどのアクセサリーなどにも独創性が見られるという特徴があります。

「アバンギャルド」の例文・用例

アバンギャルド

アバンギャルドを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●ファッションモデルの中で人気があるのは、あの アバンギャルドなデザインの衣装です。
●インターネットが普及したことで、 アバンギャルドなビジネスが生まれた。

SNSでの「アバンギャルド」の使われ方

「アバンギャルド」の類義語

アバンギャルドの類義語は、「革新的・先駆的」「ニューウェーブ」「パイオニア」「コンテンポラリー」などが挙げられます。

「革新的」は「既存の制度や習慣、組織などを壊してまったく新しいものを作り出そうとすること」を意味しており、「先駆的」は「新しいジャンルや分野を切り拓いていこうとすること」を意味しています。

「ニューウェーブ」の意味は「芸術やファッションの新しい傾向」で、「パイオニア」は「先駆者、開拓者」のことを指します。

また、「コンテンポラリー」は「現代的な」という意味を持っています。

「アバンギャルド」の対義語・反意語

アバンギャルドの対義語は、「コンサバ」です。
「コンサバ」は「コンサバティブ」の略で、保守的主義や保守的なファッション傾向を意味します。