「クヤクション」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-03-27

「クヤクション」の意味とは

クヤクションとは、区役所の入ったタワーマンションという意味です。

「クヤクション」とは、「区役所が入ったマンションのこと」や「上層階がマンションとなっている区役所」のことを指しています。

区役所の庁舎老朽化に伴い、庁舎移転のプロジェクトとしてこうしたマンション一体型の取り組みが増えたことで広まった単語です。

都心を中心にこうした移転プロジェクトが行われていることから、区役所に限定された表現となっています。

またプロジェクトが出始めた時期自体が2010年以降となっており、クヤクションという言葉も誕生したのは比較的新しい時期となっている点が特徴です。

いくつかクヤクションに当てはまる庁舎やプロジェクトがあるのですが、中でも代表的なものは「池袋のとしまエコミューゼタウン」となっています。

「クヤクション」の語源

クヤクションの語源は、区役所とマンションです。

「クヤクション」の語源は、「区役所」と「マンション」となっておりこれら2つを組み合わせた単語となっています。

2つの単語を合わせて略して、全部をカタカナ語表記として作られた造語となります。

このように語源は単純な組み合わせによる造語のため、単語が意味するものも1つであり、それ以上の深い意味がない単語です。

クヤクションという単語はとしまエコミューゼタウンの完成時に、それが話題となったために広まった単語となります。

2013年に工事を開始し2015年に完成となった同クヤクションですが、その完成の際に色々なテレビで取り上げられました。

「月曜から夜更かし」では豊島区を取り上げ、報道ステーションでは「としまエコミューゼタウン」の特集が組まれたのです。

そしてこの報道ステーション内でクヤクションと使われたようで、当時のネット掲示板などではこの話題で盛り上がりました。

そうした経緯から「クヤクション」が広まり、ネット記事などで見かけるようになったのです。

報道ステーションが出始めかは定かではありませんが、当時の報道ステーション特集時のネット掲示板などでは「クヤクション」で盛り上がっていた様子が確認できました。

「クヤクション」が当てはまる他の庁舎

クヤクションは、代表的なとしまエコミューゼタウン以外にも当てはめることのできる単語です。

クヤクションが出始めの頃にはほかのプロジェクトが明らかで無かったこともあり、としまエコミューゼタウンを指すことが多かったのですが、現在では他の区の庁舎も同じくクヤクションと表せるものが出てきました。

例えば渋谷区役所の「パークコート渋谷ザタワー」です。

こちらは区役所の建て替えと同時に、入居エリアも新たに作るというものになっています。

そのため区役所の入っているマンションというよりかは、区役所が別棟にあるマンション郡といった形です。

2021年4月から入居予定となっているほか、70年後には取り壊すということまで決まっているプロジェクトとなります。

このように区役所の庁舎は、ほか地区でも老朽化の問題が出ているところが多数あるのです。

そのため今後もクヤクションが増えていく可能性があり、敷地内に居住エリアの併設という建て替えまで含めればどんどん出てくる可能性があります。

クヤクションという単語は、今後も活躍する機会がふえていくかもしれませんね。

なおこうしたクヤクションは人気が高く、競争倍率が高いことも特徴です。

価格や競争倍率の高さなども合わさって、注目度の高いプロジェクトと言えるでしょう。

「クヤクション」の例文・用例

クヤクション

クヤクションを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●マンション+区役所でクヤクション って斬新だな。
●庁舎の老朽化を考えればクヤクション 化も必須な気がするね。

SNSでの「クヤクション」の使われ方

「クヤクション」の類義語

クヤクションの類義語は、「複合施設」です。

クヤクションの類義語は複合施設となり、区役所と別ジャンルのマンションを組み合わせていることからクヤクション自体が複合施設と言えます。

つまり複合施設という括りの中に、新たにクヤクションという分類を作ったという形です。

そのため類義語としては、複合施設という単語が挙げられるでしょう。

「クヤクション」の対義語・反意語

クヤクションの対義語は、「区役所、マンション」です。

意味は、そのまま区役所とマンションです。

クヤクションとは複合施設としての意味がありましたので、対義語には複合ではない施設が当てはまります。

そのため担任単体の区役所、マンションがそれぞれ対義語として挙げられるでしょう。