「ポエム」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ポエム」の意味とは
ポエムとは、詩的な文章のことです。
詩とは、言語が持つ芸術性や美しさを以って、人の感動や情緒を表現する文学の形式の一つです。
ポエムというと、一般的にはこの詩のことをいいます。
ネット上では、詩でなくても、詩のような言葉遣いの文章をポエムという場合があります。
しかし、一般の人がポエムのような文章をSNSやブログに投稿すると、自分に酔いしれていると思われ大抵は読み手に「痛々しい」「恥ずかしい」といった感情を抱かせてしまいます。
そのため「ポエムだ」という場合は、からかって面白おかしく扱っていたり、皮肉めいた意味、また自虐であったりすることが多いです。
「ポエム」の語源
語源は、詩という意味の英語の「poem」です。
もともとこの言葉はギリシア語「poiesis」という「作られたもの」を意味する言葉に由来しています。
ちなみに、詩の総称を意味する英語「poetry」も同じ語源です。
「ポエム」の特徴
ポエムといわれる文章は、主に以下のような特徴があります。
比喩を多用する
何かにたとえて表現したり、似たものに置き換えたりします。
比喩を使った表現はさらに三つに大別できます。
- 直喩
「のように」「まるで」という言葉をつかうパターンです。
比喩であることがはっきりと分かるため「明喩」ともいいます。
「真珠のように美しい」「この真赤なりんごは、まるで夕日だ」という言い方をすることで、情緒的なニュアンスを含んだ文になります。
- 隠喩
「のように」「まるで」をつかわないパターンです。
例えば「人生は山登りだ」は、人生=山登りをするという意味でなく「人生を生きることは山に登っていくようなイメージだ」と人生を山に例えています。
はっきり比喩と分からないため「暗喩」ともいいます。
- 擬人法
「太陽が笑っている」「風がささやく」など、人でないものを人間に例えます。
リズムがある
文末を同じ言葉で揃えてくり返したり、字数を揃えたりします。
「どうして君が好きなんだろう。どうしてこんなに好きなんだろう。どうして会いたくなるんだろう。」というように、文章全体に一定のリズム感があります。
語りかけるような文体である
「君が好きなんだよ。ねえ、胸が苦しいよ。そろそろ気づいて?」と話し口調だったり、問いかけるような文章も、ポエムの特徴です。
語りかける対象は、恋愛相手であったり自分自身であったりと様々です。
改行が多い
一言二言で改行していたり、言葉と言葉の間に度々空白スペースを設けている場合もポエムである可能性が高いです。
「ポエム」の例文・用例
ポエムを使った例文・用例を紹介します。
●ポエムみたいなツイートをしてしまった。
●このブログの記事、ポエム口調だな。
SNSでの「ポエム」の使われ方
届いたらポエムでも投稿しとくか…(痛いオタク
— トモ㌠ (@99cncn) May 13, 2020
よしこのポエムノートがあったとしたら(いや絶対あるけど)ちゃんりこ になら見せそうだなって落書き。
きっとズラ丸には昔見せたけど理解されなかったのだ…。ヨハネってちゃんと呼んで堕天使トークにも乗ってくれるちゃんりこを慕うよしこ…一緒に遊んでくれたお姉ちゃんに甘える幼児やでぇ… pic.twitter.com/23ACEs9R1B— みける@?? (@mi_kelu) May 31, 2018
「ポエム」の類義語
ポエムの類義語は「詩」、「韻文」です。
詩とは、言葉が持つ美しさを用いて表現する文学形式の一つです。
韻文とは、リズムやルールのある整った文章のことで、字数や音などに決まりが設けられています。
日本では、和歌や俳句が韻文に分類されます。
「ポエム」の対義語・反意語
ポエムの対義語・反意語はありませんでした。