「ポエム」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-06-12

「ポエム」の意味とは

ポエムとは、詩的な文章のことです。

詩とは、言語が持つ芸術性や美しさを以って、人の感動や情緒を表現する文学の形式の一つです。

ポエムというと、一般的にはこの詩のことをいいます。

ネット上では、詩でなくても、詩のような言葉遣いの文章をポエムという場合があります。

しかし、一般の人がポエムのような文章をSNSやブログに投稿すると、自分に酔いしれていると思われ大抵は読み手に「痛々しい」「恥ずかしい」といった感情を抱かせてしまいます。

そのため「ポエムだ」という場合は、からかって面白おかしく扱っていたり、皮肉めいた意味、また自虐であったりすることが多いです。

「ポエム」の語源

語源は、詩という意味の英語の「poem」です。

もともとこの言葉はギリシア語「poiesis」という「作られたもの」を意味する言葉に由来しています。

ちなみに、詩の総称を意味する英語「poetry」も同じ語源です。

「ポエム」の特徴

ポエムといわれる文章は、主に以下のような特徴があります。

比喩を多用する

何かにたとえて表現したり、似たものに置き換えたりします。

比喩を使った表現はさらに三つに大別できます。

  • 直喩

「のように」「まるで」という言葉をつかうパターンです。
比喩であることがはっきりと分かるため「明喩」ともいいます。
「真珠のように美しい」「この真赤なりんごは、まるで夕日だ」という言い方をすることで、情緒的なニュアンスを含んだ文になります。

  • 隠喩

「のように」「まるで」をつかわないパターンです。
例えば「人生は山登りだ」は、人生=山登りをするという意味でなく「人生を生きることは山に登っていくようなイメージだ」と人生を山に例えています。
はっきり比喩と分からないため「暗喩」ともいいます。

  • 擬人法

「太陽が笑っている」「風がささやく」など、人でないものを人間に例えます。

リズムがある

文末を同じ言葉で揃えてくり返したり、字数を揃えたりします。

「どうして君が好きなんだろう。どうしてこんなに好きなんだろう。どうして会いたくなるんだろう。」というように、文章全体に一定のリズム感があります。

語りかけるような文体である

「君が好きなんだよ。ねえ、胸が苦しいよ。そろそろ気づいて?」と話し口調だったり、問いかけるような文章も、ポエムの特徴です。

語りかける対象は、恋愛相手であったり自分自身であったりと様々です。

改行が多い

一言二言で改行していたり、言葉と言葉の間に度々空白スペースを設けている場合もポエムである可能性が高いです。

「ポエム」の例文・用例

ポエムを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

ポエムみたいなツイートをしてしまった。
●このブログの記事、ポエム口調だな。

SNSでの「ポエム」の使われ方

「ポエム」の類義語

ポエムの類義語は「詩」、「韻文」です。

詩とは、言葉が持つ美しさを用いて表現する文学形式の一つです。

韻文とは、リズムやルールのある整った文章のことで、字数や音などに決まりが設けられています。

日本では、和歌や俳句が韻文に分類されます。

「ポエム」の対義語・反意語

ポエムの対義語・反意語はありませんでした。