「陥入爪」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「陥入爪」の意味とは

陥入爪(かんにゅうそう)とは、爪の端が周囲の皮膚に食い込んでしまうことです。陥入爪は深爪などが原因となって起こります。食い込んだ爪が皮膚を傷つけると、化膿や炎症を引き起こしたり、出血・膿・悪臭を伴う肉芽組織が出てきたりすることがあります。肉芽組織からの膿などによって爪が柔らかくなるため、更に変形して皮膚に食い込むという悪循環が生じます。

「陥入爪」の治療方法

陥入爪の治療方法には、手術を行わない方法と行う方法とがあります。

手術を行わずに爪を残したまま治療する方法

手術を行わない方法の1つにはテーピング法があります。これは爪が食い込んだ皮膚の横にテープを貼り、皮膚の血流が悪くならないよう、らせん状にねじりながらテープを引っ張る方法です。このようにすることで、皮膚を爪から離し、痛みや炎症の改善を図ります。爪を切りすぎなどによる一過性の陥入爪であれば、テーピングで改善が期待できます。
また、コットンやチューブを爪と皮膚の間に挟み込む方法や、樹脂で作られた人工爪を用いた治療法もあります。細菌感染がある場合や炎症が強い場合には、内服薬や外用薬を使用します。

爪の一部分を手術によって切除する方法

ある程度慢性的な陥入爪になると、テーピングなど改善しないため、部分麻酔を行った上で手術をする必要があります。麻酔が効いてきたら、爪切りで皮膚に食い込んでいる爪を部分的に除去します。このとき、まっすぐ根元まで切って引き抜きます。食い込んだ爪の切除のみ行う方法と、薬剤を塗布して食い込んだ部分の爪だけを生えなくさせる方法とがあります。手術には保険が適用されます。
通常、術後1日から痛みがなくなります。

「陥入爪」の例文・用例

陥入爪

陥入爪を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

陥入爪が再発してしまった。
●巻き爪を放置してたら陥入爪になって痛みが強くなってきた!

SNSでの「陥入爪」の使われ方

「陥入爪」の類義語

陥入爪の類義語は「巻き爪」です。巻き爪とは、爪の端が内側に巻き込んだ状態になることです。陥入爪は、巻き爪があると起こりやすいですが、巻き爪がなくても起こります。

「陥入爪」の対義語・反意語

陥入爪の対義語・反意語はありませんでした。

医療用語

Posted by 亜樹南川