「球麻痺」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「球麻痺」の意味とは

球麻痺とは、延髄にある運動性脳神経が損傷したことによって引き起こされる麻痺の症状のことです。

「球麻痺」の語源

球麻痺の語源は、延髄を外側から見るとボールのように丸い形をしていることに由来します。
「延髄」とは脳の最下部、脊髄のすぐ上の部分を指し、脳からの命令の伝達路にあたります。また、脊髄より太くなっているため球根のように見えるのが特徴です。呼吸や嚥下、嘔吐、唾液などに関する中枢があるため、生命維持にとって非常に重要な場所です。

「球麻痺」の英語表現

球麻痺を英語で表現すると「bulbar palsy」となります。
「bulbar」は「球状の」という意味を持ち、そこから「延髄の」という意味でも使われています。「palsy」は「麻痺」と訳されます。

「球麻痺」の症状

延髄を損傷すると、舌咽神経、舌下神経、迷走神経の脳神経核に障害が起き、咽頭、口蓋、喉頭を動かす筋肉に麻痺が生じます。
これにより、食べ物を飲み込んだりはっきりと言葉を発することができなくなります。

「球麻痺」の原因

球麻痺を引き起こす代表的な疾患は以下のようなものが挙げられます。

  • 筋萎縮性側索硬化症
  • ギラン・バレー症候群
  • 悪性髄膜炎
  • 重症筋無力症
  • 多発性硬化症
  • 延髄の出血や梗塞

この他に、ボツリヌス菌やサソリ、ヘビなどの毒によって引き起こされる場合があります。

「球麻痺」の例文・用例

球麻痺

球麻痺を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●この患者さんには球麻痺の症状が見られるから、きちんと検査してみよう。
球麻痺の影響でうまく咀嚼することができません。

SNSでの「球麻痺」の使われ方

「球麻痺」の類義語

球麻痺の類義語は、「仮性(偽性)球麻痺」です。
脳梗塞や脳出血、脳炎、脳腫瘍などによって引き起こされる症状で、皮質脊髄路の損傷が原因です。
球麻痺とほぼ同様の症状のほかに、表情筋が緊張することで意思と関係なく笑顔や泣き顔をつくってしまうなどの症状が見られます。

「球麻痺」の対義語・反意語

球麻痺の対義語・反意語はありませんでした。