「音楽療法」とは？意味と例文が３秒でわかる！

「音楽療法」の意味とは

音楽療法とは、音楽の持つ特性を治療やリハビリテーションに取り入れ、対象者の心身や社会面に働きかける療法のことです。

「音楽療法」の特徴

音楽には、聴くことや自ら演奏することによって精神的な不安や心身の痛みの軽減、リラクゼーション、脳や運動能力の活性化、コミュニケーション能力の促進など、様々な効果が期待できるという特性があります。
この音楽の特性を活かして治療やリハビリテーションに用いるのが「音楽療法」で、介護や医療、福祉の現場に取り入れられています。

このような音楽療法を主に行う「音楽療法士」という職業があり、日本音楽療法学会や全国音楽療法士養成協議会などで取得できる民間資格となっています。

「音楽療法」の効果

音楽療法は様々な疾患や障害などに対して用いることができ、他の治療やリハビリテーションと並行して行われるのが一般的です。

例えば認知症を患っている高齢者のリハビリに取り入れることで、リラックスして活力が湧いてきたり、懐かしい曲を聴いて過去の記憶が蘇ったりするといった効果が期待できます。
また、発達障害の子供が音楽を介してコミュニケーションをとりやすくなったり、鬱病や不安障害といった精神的な疾患に対しても、鎮静や緊張緩和、不安の解消といった効果があるとされています。
肉体面、精神面の両方に加え、社会面にも働きかけるのが音楽療法の特徴です。

「音楽療法」のやり方

音楽療法には、音楽を聴いたり歌詞を読んだりする「受動的音楽療法」と、対象者自らが歌ったり演奏したり、身体を動かしたりする「能動的音楽療法」の2種類があります。
対象者の状態や目標、趣味嗜好などを考慮し、それに合わせてプログラムを組んでいきます。

音楽鑑賞や演奏の他にも、自ら作詞作曲をしてみたり、合唱や合奏を取り入れたり、ボディーパーカッションなどをする場合もあります。
例えば歌うことはリラクゼーション効果の他に、肺機能の促進など、多面的に対象者に作用します。

「音楽療法」の例文・用例

音楽療法

音楽療法を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●こちらのリハビリ施設では音楽療法を積極的に取り入れています。
●鬱病を患っていましたが、音楽療法のおかげで回復することができました。

SNSでの「音楽療法」の使われ方

「音楽療法」の類義語

音楽療法の類義語はありませんでした。

「音楽療法」の対義語・反意語

音楽療法の対義語・反意語はありませんでした。

医療用語,音楽用語

Posted by 田中詩織