「アンダンティーノ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-03-08

「アンダンティーノ」の意味とは

アンダンティーノとは、音楽の速度記号の一つで、アンダンテ(歩く速さ)よりもやや速めにという意味です。メトロノームでは♩=90前後をさします。
また、アンダンティーノのテンポの楽曲、楽章をさします。

「アンダンティーノ」の語源

アンダンティーノの語源は、イタリア語の「andantino(アンダンティーノ)」です。
単語の末尾に「ino」が付くと「小さい、かわいらしい」というニュアンスが加わり、意味がやや弱められます。
速度記号「andante(アンダンテ)」と意味を弱める接尾語「ino」で、「アンダンテよりもやや速く」という意味になります。

「アンダンティーノ」の特徴

アンダンティーノとは、音楽業界で用いられる速度記号の一つです。
アンダンテ(Andante)よりもやや速くという意味です。アンダンテは、「歩く速さで」という意味で、メトロノームでは♩=72前後とされており、遅めのテンポです。

「アンダンティーノ」の英語表現

英語では、「andantino」と表現します。
アンダンティーノのテンポの楽曲、楽章をさす際には、数えられるので、「an andantino」や「andantinos」と表します。

「アンダンティーノ」の表現の広がり

アンダンティーノのように、演奏速度を指示する速度記号がいくつかあります。
遅い速度から速い速度までさまざまな表現があります。
・Grave(グラーヴェ)…重々しくゆるやかに。楽曲で用いられる場合、かなり遅い速度を示します。
・Lentissimo(レンティッシモ)…きわめて遅く。
・Lento(レント)…ゆるやかに。遅く。
・Largo(ラルゴ)…幅広くゆるやかに。
・Adagio(アダージョ)…ゆるやかに。遅く。イタリア語では他に「慎重に」という意味があり、ゆとりをもち、かつ気を配りながら進むというニュアンスが込められています。
・Larghetto(ラルゲット)…Largo(ラルゴ)よりもやや速く。速度標語に接尾語「etto」が付くと、その意味は弱められます。
・Adagioetto(アダージェット)… Adagio(アダージョ)よりもやや速く。
・Andante(アンダンテ)…歩くような速さで。
・Andantino(アンダンティーノ)…アンダンテより速く。
・Moderate(モデラート)…中くらいの速さで。イタリア語では「ほどよい、節度のある」という意味もあります。
・Allogrtto(アレグレット)…やや速く。 Allegro(アレグロ)よりも少し遅い速度をさします。
・Allegro(アレグロ)快活に。速く。
・Vivace(ヴィヴァーチェ)…活発に。速く。いきいきと、鮮やかなイメージで、Allegro(アレグロ)よりもやや速い速度をさします。
・Vivo(ヴィーボ)…いきいきと、活発に。単独で、速い速度を示す速度標語としても用いられます。
・Presto(プレスト)…急速に。非常に速く。
・Allegrissimo(アレグリッシモ)…きわめて速く。

「アンダンティーノ」が使用されている楽曲

アンダンティーノが使用されている楽曲に、エルガーの『愛のあいさつ』があります。

「アンダンティーノ」の例文・用例

アンダンティーノ

アンダンティーノを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

アンダンティーノで演奏した。
アンダンティーノのテンポが好きだ。

SNSでの「アンダンティーノ」の使われ方

「アンダンティーノ」の類義語

アンダンティーノの類義語はありませんでした。

「アンダンティーノ」の対義語・反意語

アンダンティーノの対義語・反意語はありませんでした。