「ハモン」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ハモン」の意味とは
ハモンとは、スペイン産の生ハムのことです。
「ハモン」の語源
ハモンはスペイン語で「Jamón」と表記します。
「ハム」を意味する言葉ですが、スペインで「ハモン」というと一般的には熟成した生ハムのことを指します。
そのため、加熱したハムのことは「ハモン・デ・ヨルク」や「ハモン・コシート」という別名で区別しています。
「ハモン」の特徴
ハモンは、豚肉の後ろ脚から作られます。
豚の後ろ脚の生肉から皮の一部を剝ぎ取り塩漬けにした後、気温の低い乾いた場所で長期間吊るして乾燥・熟成させます。
豚肉の種類や熟成期間によっては、非常に希少で高価になるものもありますが、近年では日本のカジュアルなレストランでも提供されるようになっています。
何もつけなくても塩味と旨味が凝縮されているため、スライスしてそのままチーズやワインと合わせて食べても美味しいですし、サラダやパスタにトッピングされることも多いです。
「ハモン」の種類
ハモンの代表的な種類をご紹介します。
ハモン・セラーノ
「セラーノ」は「山の」という意味で、スペインの山岳地域で主に作られています。
白豚の後ろ脚から作られ、白豚の生育基準によっては「ハモン・セラーノ」を名乗れない場合もあります。
熟成期間は9ヶ月程度が一般的で、鮮やかなピンク色としっかりした歯応えが特徴です。
イタリア・パルマ産の「プロシュート」、中国の「金華ハム」と並ぶ世界三大ハムのひとつです。
ハモン・イベリコ
「イベリコ」は「イベリア半島の」という意味で、「イベリコ豚」として日本でも知名度の高い「セルド・イベリコ」という黒豚の後ろ脚を使って作られます。
熟成期間が1~4年とハモン・セラーノに比べて長期間で、イベリコ豚の飼育にも手間がかかることから、希少で高価なものとなっています。
濃い赤色と白い脂肪(サシ)が入っているため一見すると牛肉のような見た目となっており、コクのある味わいが特徴です。
ハモン・セラーノとハモン・イベリコの違いをわかりやすくするため、蹄がついたままの「原木(ブロック)」の状態で出荷されます。
「ハモン」の例文・用例
ハモンを使った例文・用例を紹介します。
●ハモン・セラーノと赤ワインのマリアージュは最高だね…。
●こんな美味しいハモン・イベリコ初めて食べました!
SNSでの「ハモン」の使われ方
ハモンセラーノ、ちょっと控えてたけどやっぱり幸せになれるので定期的に買うべきだと思いました
— もなか? (@monaka_maidtime) August 13, 2021
はじめてカットしてもらうハモンイベリコベジョータ食べたけどもうかおりがすんごい。味もすんごい。熟成がすごい。 pic.twitter.com/vYaaF9q2es
— ▲△▽▼ (@nekomimi_works) August 14, 2021
「ハモン」の類義語
ハモンの類義語は、「プロシュート(プロシュット)」です。
イタリア産の生ハムのことを指しますが、イタリアでは豚のもも肉から作られるハム全般のことを「プロシュート」と呼んでいます。そのため日本で「プロシュート」と呼ばれているものは厳密には「プロシュート・クルード」として区別されています。
「ハモン」の対義語・反意語
ハモンの対義語・反意語はありませんでした。