「ミーハー」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-02-13

「ミーハー」の意味とは

ミーハーとは、流行などにすぐに流されてしまうような人という意味です。

元の意味では趣味や流行に夢中となってしまう、教養の低い人という意味で使われていました。

またそのニュアンスには、教養の低い人とあるように蔑称として使われることがほとんどだったのです。しかしミーハーの使用が広がると共に、ややこの蔑称のニュアンスは薄れたと言えるでしょう。

近年ではミーハー自体が使われることが減り、今では死語の部類に入っています。

「ミーハー」の語源

ミーハーの語源は、1927年に公開された松竹映画の「稚児の剣法」です。

この映画でデビューした、林長二郎のファンのために作られた言葉が語源となっています。

当時の女性たちが好きだった「みつまめ」と、「林長二郎」の2語の頭文字を取って「ミーハー」という言葉が生まれました。

当時の女性のほとんどが好んでいるものが同じものだったこと、そうした偏った好みの文化を揶揄する形で誕生した言葉なのです。

カタカナでミーハーと表記されるので、由来や語源にミーハーという英単語があると勘違いをしている方も多くしています。

しかし通常のカタカナ語のように、元となる英単語のある言葉ではありませんので誤解がないようにしましょう。
またミーハーは古くから使われている言葉なので、これ以外にも誕生の由来となった説がいくつかあります。

「ミーハー」の語源説は様々

ミーハーは、上記の語源の説明以外にも説があります。

上記の語源が1番の有力説ですが、他にも「音階から」や「よくある名前から」や「英語から」などの説もあるのです。

「英語から」という説については英語の「Me」と「Her」からきているとの説で、決して「ミーハー」という英語があるわけではありません。

誤解されやすい語源説ですので、間違いないように覚えておきましょう。

「ミーハー」の例文・用例

ミーハー

ミーハーを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●彼女はいつも、ミーハー なブランドばかり身に付けている。
●日本代表の試合の時だけサッカーすきとかいう人は、ミーハー 以外の何者でもない。

SNSでの「ミーハー」の使われ方

「ミーハー」の類義語

ミーハーの類義語は、「にわか」です。

「にわかファン」などといった言葉があるように、意味は一時的であり、かりそめであるさまを表します。

ミーハーは流行になんとなく流されているというニュアンスで使われています。

そのため一時的なや、かりそめという意味を持つ「にわか」がミーハーの類義語となります。

「ミーハー」の対義語・反意語

ミーハーの対義語は、「無関心」です。

意味は、関心が無いや、感心を持たないさまです。

ミーハーとは流行に対してかかる言葉です。

そのため流行に関係の無いさまを表すことにも使える、この「無関心」という言葉が対義語です。ミーハーとは、あくまで「流行に」という条件付きで使われる点に注意が必要でしょう。