「オンザスキン」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「オンザスキン」の意味とは
オンザスキンとは、ヘアカットでステム0度でパネルを引き出し、頭皮に密着させながらカットしていく手法のことです。
ヘアカットでは、一般的に毛束を板状で引き出しながら施術を行います。
この板状の毛束のことを「パネル」と言い、さらにパネルを抜き出す際の角度を「ステム」と呼びます。
どの角度のステムでカットするかによって、施術後のヘアスタイルが異なります。
オンザスキンは、ステムを0度の状態でカットを施す手法で、主にバックや襟足をカットする際に用いられることが多いです。
角度を付けないため、必然的に頭皮の上を沿わせるようにハサミを入れることから「オンザスキン(肌の上)」という名称になったのだと考えられます。
「オンザスキン」以外のステム
前述の通り、ステムは毛束(パネル)を引き出す際の角度のことです。
オンザスキンはステム0度で行われる手法ですが、他の角度で行われる手法に対しても独自の名称が付けられている場合があります。
例えば、以下の3点を挙げることができます。
・アップステム
・オンベース
・ダウンステム
各ステムについて簡単に説明します。
アップステム
頭皮に対して90度以上の角度で毛束を引き出すことを「アップステム」と言います。
アップステムで取り出した毛束にロッドを巻くことで、髪をボリュームアップできます。
オンベース
頭皮に対して90度の角度で毛束を引き出すことを「オンベース」と言います。
一般的なパーマは、基本的にこの角度で巻かれることが多いようです。
ダウンステム
頭皮に対して90度以下の角度で毛束を引き出すことを「ダウンステム」と言います。
アップステムとは逆の作用が働き、ダウンステムでパーマを施すと髪のボリュームを落ち着かせることができます。
襟足などのボリュームが欲しくないポイントをパーマする際に最適な角度と考えられます。
「オンザスキン」以外でステムを利用したヘアカット
ヘアカットでは、どのステムで施術するかによってヘアスタイルが変わります。
以下、ステムが大きく影響するヘアスタイルを紹介します。
レイヤー
レイヤーとは、髪の上の方が短く、下の方が長くなる、段差が設けられたヘアスタイルのことです。
一般的にパネルを90度以上に引き出し、直角にカットすることでレイヤーに仕上がります。
セイムレイヤー
セイムレイヤーとは、髪全体がほぼ同じ長さにカットされたヘアスタイルのことです。
一般的にパネルを90度に引き出し、直角にカットすることでセイムレイヤーに仕上がります。
グラデーション
グラデーションとは、髪の上の方が長く、下の方が短くなり、密で細かい段差が設けられたヘアスタイルのことです。
一般的にパネルを90度以下に引き出し、直角にカットすることでグラデーションに仕上がります。
「オンザスキン」の例文・用例
オンザスキンを使った例文・用例を紹介します。
●襟足をオンザスキンで整えてもらった。
●美容学校でオンザスキンを練習した。
SNSでの「オンザスキン」の使われ方
ワンレングスボブ
安定させる方法はオンザスキンで切ることと刃先がどの角度で入ってるかの確認と毛先だけを意識するのではなく全体のシルエットを意識して切ることだと思ってます pic.twitter.com/Qmsk6HJ0sw— 松 (@yufosuko) November 29, 2021
#ボブ
ワンレン
最近は基礎技術を見直しながら遊んでる
やっぱり楽しい
好きな美容師さんの言葉だけど基礎と基礎の組み合わせが応用だから基礎がとにかく大事だと
ワンレン切る時はオンザスキンで切る、テンションを一定に、バック~サイドまで一気にスライスとるって所を気を付けると切りやすいかな pic.twitter.com/vQFnOPqFGr— 松 (@hibikeufo23) September 27, 2019
「オンザスキン」の類義語
オンザスキンの類義語はありませんでした。
「オンザスキン」の対義語・反意語
オンザスキンの対義語・反意語はありませんでした。