「アウト」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「アウト」の意味とは

アウトとは、野球で攻撃側の選手がプレイから外されることです。

1イニングにつき、3人の選手にアウトが宣告されると、攻守が入れ替わります。

逆に言えば、守備側としては3回アウトを取らないと延々と攻守が入れ替わりませんし、またイニングも進みません。

そのため、野球において試合を展開させるための最も基本的かつ重要なルールと言えます。

イニングごとのアウトの数は「ノーアウト(無死)」「ワンアウト(一死)」「ツーアウト(二死)」「スリーアウト(三死)」と数えられるのが一般的です。

上記のように、アウトの日本語表記として「死」や「殺」が用いられる場合もあります。

審判がアウトの判定を下す際には「アウト」または「ヒズアウト(He’s out)」と宣言しながら右手の拳を挙げるのが通例です。

スコアボードには「B(ボール)」「S(ストライク)」とともに「アウト(out)」の頭文字である「O」が記載されており、その横に2つのランプが並んでいます。

このランプの点灯は、イニングにおけるアウトの数を表しています。

ちなみに、慣例的にアウトのランプは赤色で点灯しますが、規則によって定められているわけではありません。

「アウト」の種類

アウトになる具体的なルールを説明します。

基本的に以下の2種類に大別することができます。

・打者のアウト
・走者のアウト

この2パターンに分けて、細かいルールを紹介します。

打者の「アウト」

打者がアウトになるケースとして、以下5パターンが一般的です。

・三振
・ゴロアウト
・バッターズボックスから出る
・守備を妨害する
・フライアウト

三振とは、同じ打者で3回ストライクを取られることです。

ゴロアウトとは、フェアゾーンをバウンドした打球が野手に捕球され、打者よりも先に一塁ベースに送球されることです。

逆にフライアウトは、打球がバウンドする前に野手に捕球されてしまうことで、これもアウトが宣告されます。

また、打者の足がバッターズボックス(※)から出ている状態でボールを打ってしまうとアウトになります。

(※バッターズボックスは、ホームベースの両脇に設けられた長方形のスペースのことで、打者の規定位置のことです)

一方、守備側の選手への妨害もまたアウトと判定されます。

例えば、走行中に野手の身体に接触してしまう…などの行為です。

走者の「アウト」

走者がアウトになるケースとして、以下3パターンが一般的です。

・フォースアウト
・タッチアウト
・ラインアウト

フォースアウトとは、走者よりも早く進塁先のベースにボールを送球することです。

タッチアウトとは、ボールを持っている野手にタッチされることです。

また、走塁時の走路は塁と塁を結んだ線から左右3フィート以内と定められています。

通常時は、この走路外を出てしまっても問題ありませんが、タッチアウトを逃れるために左右3フィートを超えてしまうとアウトになります。

「アウト」の例文・用例

アウト

アウトを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●三振でアウトを取られ、このイニングは三者凡退に終わった。
●走塁が間に合わず、フォースアウトになった。

SNSでの「アウト」の使われ方

「アウト」の類義語

アウトの類義語は、「死」「殺」です。

両方ともアウトの日本語表記として用いられます。

主に守備側が攻撃側の選手をアウトにする場合に「殺」を使います。

「アウト」の対義語・反意語

アウトの対義語は、「セーフ」です。

セーフでは、アウトではない判定のことです。

セーフを言い渡された選手はプレイを続行できます。