「リリーフピッチャー」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「リリーフピッチャー」の意味とは
リリーフピッチャーとは、野球の試合で先発投手の後に登板する控えの選手のことです。
「救援」や「継投(けいとう)」という呼称でも知られています。
英語で表記すると「relief」ですが、英語圏でリリーフピッチャーは「reliever(リリーバー)」と呼ばれています。
日本プロ野球において、リリーフピッチャーの人数は1チームあたり6~8人が一般的です。
一方、メジャーリーグでは10人ほどリリーフピッチャーを控えさせている場合が多いそうです。
「リリーフピッチャー」を巡る問題点
投球は人間の身体の構造的に大きな負荷がかかりやすい行為だと言われています。
そのため、先発投手には登板後に必ず中4日以上を空ける「先発ローテーション」が組まれています。
しかし、リリーフピッチャーには原則、このようなローテーションは組まれていません。
先発投手が完投する場合を除き、数試合連続で登板しなければならないケースもあります。
また、先発投手が登板している間もブルペン(※)で投球練習を行っていることが多いです。
(※ブルペンとは、球場内にある投球練習場のことです)
このように先発投手よりも心身へのダメージが大きいため、結果として選手生命が短くなってしまう可能性も懸念されています。
昨今では先発投手の完投が少なくなったため、リリーフピッチャーの活躍の場が増えたものの、規定投球回数に達成するのは容易ではなく「最優秀防御率」などのタイトルを獲得するチャンスにも恵まれません。
「リリーフピッチャー」の種類と役割
リリーフピッチャーには様々な種類と役割があります。
まず、リリーフピッチャーは以下の2種類に大別されます。
・中継ぎ
・抑え
中継ぎとは、主に試合の中盤で、先発の次に登板する選手のことです。
抑えとは、主に試合の終盤で、最後に登板する選手のことです。
抑えは「クローザー」とも言い、自軍が勝っている場合や点差が拮抗している場面で登板することが多いです。
だいたい8回以降に登板するのが一般的です。
試合の結果を決める重要な位置付けでもあり、有力な投手が抑えに抜擢されることもあります。
一方、先発と抑えの間に入る「中継ぎ」は、さらに以下4つの役割に分けることができます。
・セットアッパー:主に同点か勝っている試合で登板する中継ぎ投手
・ワンポイントリリーフ:特定の敵打者に対抗するための中継ぎ投手
・ロングリリーフ:先発投手の故障などで、早い段階で登板する中継ぎ投手
・敗戦処理:敗色濃厚な試合で登板する中継ぎ投手
ちなみに敗戦処理は、試合を迅速に終わらせて主力選手の体力を温存する目的で行われるため、野手が登板する場合もあります。
「リリーフピッチャー」の例文・用例
リリーフピッチャーを使った例文・用例を紹介します。
●リリーフピッチャーとして点差をキープした。
●次のリリーフピッチャーがしっかり守れるか心配。
SNSでの「リリーフピッチャー」の使われ方
ライオンズはリリーフピッチャーの運用だけでなく、キャッチャーの運用もおかしいよな。
昨日で6試合連続牧野がスタメンマスクでほぼフル出場。牧野はようやく一軍デビューを果たしたばかり。身体だけでなく、頭脳もかなり疲労しているはず。
なぜ打てる捕手の柘植と併用しないんだろう?#seibulions— すーさん???? (@lingmu_4san) April 16, 2022
ホークスファンなので、マルティネス1失点はありがたい!
リリーフピッチャーから大量得点お願いします? pic.twitter.com/evRYY9Msqz— ○ちゃん (@tjmd2458) August 7, 2021
「リリーフピッチャー」の類義語
リリーフピッチャーの類義語は、「救援投手」です。
「救援投手」とは、リリーフピッチャーの別名です。
「リリーフピッチャー」の対義語・反意語
リリーフピッチャーの対義語は、「先発投手」です。
先発投手とは、試合の最初に投球する選手のことです。