「スローフード」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「スローフード」の意味とは

スローフードとは、伝統的な食材やその土地ならでは素材をいかした食べ物をとり、食材や食品の価値を見直していこうという考え方のことです。米や味噌、醤油などの伝統的な食材や、地元の生産者によって丁寧に育てられたその土地に合う食材をとることで、長い目で見たときに環境にも良い影響を与えることにつながります。

「スローフード」の語源

スローフードは今では世界中で実践されていますが、元々イタリア・ローマ中心部で1980年代に始まった運動です。当時、食文化雑誌『ゴーラ』の編集者カルロ・ペトリーニを筆頭に、ファストフードの代表である「マクドナルド」の出店に対し、イタリアの伝統的な味や家庭の味が忘れ去られてしまうのではないかと抗議運動が起こったのがその始まりでした。調理時間が短くすぐに食べられる、あるいは注文してからすぐに食べられる「ファストフード(fast food)」に対立する概念として、英語で「ゆっくりした」を表す「スロー(slow)」を用いて「スローフード(slow food)」といわれるようになりました。マクドナルドの進出は止められませんでしたが、スローフード運動は継続して行われていきました。

「スローフード」のメリットとデメリット

スローフードを取り入れるメリットには、「伝統的な食文化が守られる」、「健康的で美味しい食事ができる」、「環境に優しい」といったことが挙げられます。
逆にデメリットとしては、「食材を探したり調理したりする時間がかかる」ことが挙げられます。

「スローフード」の例文・用例

スローフード

スローフードを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●外食が少なくなったのを機に、自宅でスローフードを取り入れている。
スローフードのシンボルマークはカタツムリを図案化したものだ。

SNSでの「スローフード」の使われ方

「スローフード」の類義語

スローフードの類義語はありませんでした。

「スローフード」の対義語・反意語

スローフードの対義語・反意語は「ファストフード」です。「ファストフード」とは調理時間が短くすぐに食べられる、あるいは注文してからすぐに食べられる食事・食事形態のことです。