「タンバル」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「タンバル」の意味とは
タンバルとは、フランス料理に用いられる、盛り付け用の型やそれを使った料理のことです。
「タンバル」の語源
タンバルはフランス語で「timbale」と表記し、これは「ティンパニー」という楽器を意味する言葉でもあります。
ティンパニーというのは半球形に脚がついた大きな胴体に皮が張られた打楽器、太鼓のことです。
タンバルは、その型の見た目が多くは広口の円筒型で太鼓のような形をしていることから、このように呼ばれています。「タンバル型」や「タンバル皿」と呼ばれることも多いです。
「タンバル」の特徴
タンバルは、肉や魚、野菜などをみじん切りにして型に詰め、グラタンのようにして焼いた料理のことを指すことが多いです。
しかし、この型である「タンバル型」を料理やお菓子に使う場合は、グラタンでなくても「タンバル」や「タンバル仕立て」という名称がつきます。
料理の場合は、材料をタンバル型に詰めて、必要であればオーブンなどで焼き、それを平皿などに形が崩れないよう中身だけ盛り付けるような仕立て方が多いです。
お菓子の場合は、太鼓のような形をしたものに「タンバル」と名前がつくことがあります。有名なものとしては、タンバルの形をしたクッキー生地の中にアイスやシャーベットを詰めて飴細工で飾った「タンバル・エリゼ」というお菓子があり、結婚式などのコース料理で振る舞われることもあります。
「タンバル」の例文・用例
タンバルを使った例文・用例を紹介します。
●こちらはタルタル鯛のタンバル仕立てでございます。
●タンバル型にも今は色んな形があるんだね。
SNSでの「タンバル」の使われ方
今回のように煮込みをマカロニなどのカップに詰めたタンバルは一時期フランスやイタリアの上流層の間で大変流行ったらしいのですが、現在はすっかり廃れているんだそう
作ってみれば分かるけど、まあまあ食べにくいんですよね…
— 宵闇?⬛映画や小説・歴史の再現料理 (@yoiyami706172) October 22, 2021
たまにはフランス料理でも。
ノルウェーサーモンのマリネ、タンバル仕立て。
アワビのブレゼ、肝とパセリの2色ソースをヌイユに乗せて。
チリのシャルドネ。
ご馳走さまでした。 pic.twitter.com/cfOsv9rcXd
— Hannes Björn-Jäder (@Hannes99674206) September 29, 2021
「タンバル」の類義語
タンバルの類義語は、「プリン型」「セルクル」です。
こちらも料理や製菓の際、タンバルと同じような使われ方をする調理器具です。
「タンバル」の対義語・反意語
タンバルの対義語・反意語はありませんでした。