「トライバル」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「トライバル」の意味とは
トライバルとは、種族や部族にみられる特徴を表す単語で、民族的または伝統的という意味です。
音楽用語やファッション用語としてよく使われます。
トライバルデザインについて
例えば、よく聞く言葉として「トライバルデザイン」という言葉があります。
トライバルデザインとは、サモアなどの赤道付近にある太平洋諸島に住む部族の間で生まれたもので、所属する部族の中で伝統的に使われる模様やデザインの事を指します。
現在の東南アジアの人々は昔はサモアに住んでいたと言われています。
その後、サモアを拠点にタヒチ、イースター島、ハワイ、ニュージーランドと人々が移住したことによって、サモア周辺ではサモアのトライバルデザインをアレンジしたデザインが多く見かけられると言われています。
トライバルデザインを表す手法
トライバルデザインは、主にタトゥーのデザインで用いられることが多く、社会的な地位や既婚者であることの証、又は日本でいう家紋や血筋を表すといった様々な意味が込められています。
女性の場合は手や脚に花のようなデザインをタトゥーとして掘るのが伝統的です。
代表的なデザインは「黒をベースとした弧を組み合わせた刃物」のようなデザインが多いですが、部族によって色合いや形・デザインの意味などに違いがあります。
例えば、ハイダ族(北米大陸・カナダで暮らす先住民族)は黒色を中心とした色の中に赤色をポイントとして使っているのが特徴です。
これに対して、マオリ族(ニュージーランドの先住民族)では、らせん模様や湾曲した線を描いたタトゥーが特徴とされており、文字の代わりにタトゥーを掘ることによってその家柄の血筋や歴史を証拠として残しているとされています。
トライバルエリアについて
その他、音楽用語やファッション用語とはかけ離れた言葉として、トライバルエリア(連邦直轄部族地域)という言葉も存在します。
パキスタン北西部やアフガニスタン国境近くにある地域で、現地の部族に自治が許されており、警察権力が及ばない危険な場所とされています。
このトライバルエリアと呼ばれる場所では、麻薬や銃器などが白昼堂々と売られており、犯罪行為やテロ組織・反政府武装勢力の温床となっています。
「トライバル」の語源
トライバルの語源は、英語の“Tribe”を形容詞化した“Tribal”です。
Tribalを日本語に訳すと「種族の、部族の」という意味になります。
「トライバル」の例文・用例
トライバルを使った例文・用例を紹介します。
●今年の夏はトライバルファッションが流行しそうだ。
●君のその腕に入っているトライバルタトゥーは素敵だね!
SNSでの「トライバル」の使われ方
今回の撮影メイクは赤黒だから爪も赤クロネイルにしようかな??
カラコンは孔雀にした?アートメイクはトライバル柄いれるから楽しみ(*´꒳`*)ヨキヨキ pic.twitter.com/7ngBpcoKJP— 芙蓉 (@zigokutayuu) July 3, 2020
いつの昔のトライバル pic.twitter.com/rfz4dkTezw
— m (@m23487057) July 1, 2020
「トライバル」の類義語
トライバルの類義語は、「エスニック」です。
意味は、アフリカ・中南米・アジアなどその民族風であることです。
エスニック系ファッション(民族的または異国風な衣装)、エスニック料理(タイのトムヤムクンやベトナムのゴイクン)などに使われます。
「トライバル」の対義語・反意語
トライバルの類義語はありませんでした。