「ジビエ」とは？意味と例文が３秒でわかる！

2023-05-30

「ジビエ」の意味とは

ジビエとは、狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉のことです。

ヨーロッパでは貴族の伝統料理として、古くからジビエ料理が発展してきました。かつては自身の領地で狩猟ができる上流貴族の口にしか入らないほどの高級食材として、重宝されていました。

中世に入り、狩猟をせずに動物を家畜化して食肉を得られるようになると、狩猟はフランスの貴族たちの趣味として広まっていきました。また、日本でもジビエを食べる習慣は古くからあり、生物の生命を絶つことを禁ずる仏教が広まる以前から、狩猟が行われ、鹿・猪・熊・雉・兎などが食べられていました。

ジビエの食文化は庶民にも普及しましたが、現代でもコース料理などに登場する高級グルメとして食べられることが多いです。野生鳥獣は冬に備えて体に栄養を蓄え、肉質が非常に良いため、特に秋冬の旬素材として多用されています。

「ジビエ」が注目されている理由

健康ブームの高まる中、高たんぱく低カロリーで、ビタミンや鉄分、亜鉛などの栄養素も多く含んでいる良質なお肉であるジビエは注目を集めています。さらに、増えすぎた野生鳥獣が田畑の農作物を荒らしてしまう被害が拡大しているため、捕獲した野生鳥獣をジビエ料理として提供し、地域活性化につなげようとする動きが全国各地で広がっています。

「ジビエ」の語源

「ジビエ（gibier）」は食材となる野生鳥獣肉を意味するフランス語です。

「ジビエ」の例文・用例

]ジビエを使った例文・用例を紹介します。