「管骨骨膜炎」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「管骨骨膜炎」の意味とは
管骨骨膜炎とは、競馬用語で、馬の前肢に発生する病気です。
ムコウズネやムコウゾエ、ソエなどとも呼ばれます。
骨がまだ完全に化骨していない若馬に対し、強い調教を行なったり、硬い走路での調教を行ない、その結果管骨(第3中手骨)の前面に炎症を起こしている状態です。
初期の場合は運動を軽くして、患部を冷却することにより治癒します。
しかし重症化すると腫れて骨瘤状となり、激しい疼痛や跛行を伴うようになり、さらに進行し重度となると、骨瘤部に亀裂骨折(皿状骨折)を発症することもあります。
「管骨骨膜炎」以外の馬の病気や怪我
「管骨骨膜炎」以外でも、馬の病気や怪我には以下のようなものがあります。
屈腱炎
前肢に多く発症し、肢勢や打撲、走行中の大きな負荷などにより、屈腱に刺激が加わり炎症を起こした状態です。
えびの腹のように腫れるところから、「エビハラ」と呼ばれることもあります。
治療には、物理療法、装蹄療法が行なわれますが、完治しにくく再発しやすい病気です。
蹄葉炎
馬の蹄の内部において血液循環が阻害され、蹄の内部で炎症が起こり、激しい疼痛を伴う病気です。
蹄の内部は血管が発達していますが、馬は体重が重く、心臓から遠い体の末端に位置するため、心臓のポンプ作用では血液が充分に行き届きません。
そのため、歩行の際に蹄の負重免重が繰り返されることで、一種のポンプとして動き血行を促進します。
しかし肢が故障した場合に、他の肢で長時間負重し続けてしまうと、蹄の内部の血液循環が悪くなってしまいます。
蹄の中では炎症が起こり、激しい疼痛を発するようになり、この状態が「蹄葉炎」です。
体重が重いことからも進行を止めることが難しく、重症化すると予後不良となることも少なくありません。
「管骨骨膜炎」の例文・用例
管骨骨膜炎を使った例文・用例を紹介します。
●痛くてかわいそうなので、管骨骨膜炎の治療の相談をしてくるね。
●管骨骨膜炎で出走取り消しになったみたい。
SNSでの「管骨骨膜炎」の使われ方
こんな特徴の子いたかな?(^^)
まるで〝おたま〟の様です?(笑)
ニャンコ隊長も見廻りお疲れ様です♬競馬場では開催に向け人も
馬たちも頑張っています。
坂路トレーニングの副産物か
〝そえ〟管骨骨膜炎も
あまり発症しない様です。 pic.twitter.com/KqCMtPPDsF— 中川智義 (@dogskoro) April 5, 2016
2歳馬も15-15を開始し早くもソエが出てきました。
入社1年目の子は管骨骨膜炎(ソエ)や骨瘤も知りません。
そこで実馬と実物の骨を用いて新人向けにミニ勉強会を開催。
発症しやすい部位、時期、脚向きなど。地味に一歩づつ学んでます。 pic.twitter.com/zFi7aPfTW3— 瀬瀬賢 (@masarusese) January 25, 2019
「管骨骨膜炎」の類義語
管骨骨膜炎の類義語はありませんでした。
「管骨骨膜炎」の対義語・反意語
管骨骨膜炎の対義語・反意語はありませんでした。