「三店方式」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「三店方式」の意味とは

三店方式とは、「遊技場(パチンコ店)の営業者」「景品交換所の運営者」「特殊景品卸売業者」の3つの業者を結びつけ、パチンコ店の経営を合法化するシステムです。

戦後、パチンコは娯楽として庶民の間で人気がありました。
当時人気だった景品はたばこでしたがそのたばこを客から安価に買い取って、高値でパチンコ店に売る暴力団が増えていきました。
暴力団の資金源となることを防ぐため、買取所を設置し社会的弱者を雇用し、暴力団を排除する三店方式が、大阪で導入されたのが始まりです。
なお、上記の三店に「集荷業者」を加えたものは「四店方式」と言います。

「三店方式」の仕組み

三店方式では、客がパチンコ店で現金をパチンコ玉に交換し、ゲームを行います。
ゲームで得たパチンコ玉を、店頭で計数しその数によってボールペンやライターの火打石、コイン、ゴルフボールなど特殊な景品と交換します。
客はその景品を持って、古物商である景品交換所に行き、特殊な景品を現金で買い取ってもらう仕組みです。
その後、卸売業者が景品交換所から特殊な景品を買い取り、パチンコ店に卸すのが一連の流れとなっています。

「三店方式」の問題

三店方式によって、パチンコが賭博とみなされることから免れてきました。
警察にも黙認されたグレーな方法ですが、実際にはパチンコ依存症となる人もおり、十分に賭博性を持っている遊技でもあり、業態は問題視されています。

「三店方式」の例文・用例

三店方式三店方式を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●同じ商品が回っているだけじゃ直接取引と同じなのに、三店方式ってどうして許されるの?
三店方式の確立によって、暴力団は収入源の一つを絶たれたと言います。

SNSでの「三店方式」の使われ方

「三店方式」の類義語

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「三店方式」の対義語・反意語

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