「馬簾」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「馬簾」の意味とは
馬簾とは、化粧廻しの前垂れについている房のことです。
「馬簾」と「化粧廻し」
「廻し」とは、力士が相撲の取り組みの際に腰に着用する分厚い布のことで、ふんどしの一種です。「締め込み」や「取り廻し」とも呼ばれています。
これに対して「化粧廻し」とは、関取が土俵入りの際に締める廻しのことを指します。
締め込みと大きく違うのが「前垂れ」という、豪華な刺繡を施した布がエプロンのように脚の前面を覆うようについているところです。
刺繡のデザインは、力士の出身地や好みにちなんだものから、スポンサー企業に関するものまで様々で、布は西陣織や博多織などが主流です。1本100万円からものによっては数千万円するものまで存在します。
その「前垂れ」の裾にのれんのように連なって縫い付けられている房状のものを「馬簾」と呼びます。
「馬簾」の特徴
馬簾は、金や銀などの糸を手よりし、1本の直径は約2.5cm、長さは約14cmに揃えられ、約100本の馬簾が1つの化粧まわしの裾に付けられます。
また、馬簾に使われる糸の色の中で「紫色」は特別で高貴な色とされ、紫色の馬簾をつけた化粧廻しは、横綱と大関のみに着用が許されています。
「馬簾」と「さがり」
江戸時代には、力士は現在の化粧廻しにあたる、前垂れがついた廻しを着用して取り組みを行っていました。しかし、取り組みの邪魔になってしまうため徐々に現在の締め込みの形に簡略化されていきます。
現在、取り組みの際に着用される廻しには「さがり」と呼ばれるのれんのような紐状のものがついています。
これは、化粧廻しをつけて取り組みを行っていた時の名残で、前垂れを省略し、馬簾のみを垂らしたものです。
「馬簾」の例文・用例
馬簾を使った例文・用例を紹介します。
●あのお相撲さんの馬簾は紫色だから、大関以上だね。
●朱色の馬簾も綺麗だなぁ。
SNSでの「馬簾」の使われ方
#白鵬伝 に付いての呟き
白鵬翔の著書に相撲よ!っていう本があるんだけど化粧まわしの馬簾(下についてるフリンジ)は大関以上じゃ無いと紫が使えないこととか、所作の意味とか相撲の神様の野見宿禰でさえあれで知ったから確実に白鵬翔の頭は相撲辞典でしょ。そして5割くらいは双葉山の話だった…
— 流れに抗ってしまうのか… (@p6oneh) February 15, 2018
菊さん、来場所は紫の馬簾の化粧まわし締められないってことか…(´・ω・) #sumo
— S本 -another side- (@cest_la_vie1024) January 21, 2017
「馬簾」の類義語
馬簾の類義語はありませんでした。
「馬簾」の対義語・反意語
馬簾の対義語・反意語はありませんでした。