「ぶつかり稽古」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ぶつかり稽古」の意味とは
ぶつかり稽古とは、ぶつかる側と受ける側に分かれて行う相撲の稽古のことです。
「ぶつかり稽古」の方法
ぶつかり稽古は、ぶつかる側は「押し」と「受け身」の練習を、受ける側は「守り」を練習を目的として行います。
受ける側は「稽古台」とも呼ばれ、「攻め手」と呼ばれるぶつかる側よりも力の強い力士が担当するのが一般的です。
攻め手は稽古台の胸に全力でぶつかっていき、倒れる際には受け身を練習します。
稽古台は、足幅と両手を広げて片方の足を前に踏み出し、攻め手の全力の当たりを身体で受け止めます。これによって稽古台は防御力を鍛えます。
「ぶつかり稽古」のポイント
攻め手にとって、押しの際の「出足」はとても大切です。
「出足」とは、足を相手の方に出して攻めることを指し、相撲においての足の動きの中でも重要視されています。どんなに上体が攻めていても出足が伴っていないと、逆に相手に技をくわされたりするためです。
また、ぶつかって倒れた際に受け身の姿勢をとり、きちんとした型を身体に覚えさせることで、怪我の防止にも役立ちます。
稽古台は攻め手に「胸を貸す」と表現します。いくら自分より格下の力士といえども全力でぶつかってくるため、中には肋骨を骨折するほどの衝撃を受ける場合もあります。
ぶつかる側にも受ける側にも非常に厳しい稽古であるため「荒稽古」と称されることもあります。
「ぶつかり稽古」の例文・用例
ぶつかり稽古を使った例文・用例を紹介します。
●感染症の拡大により、ぶつかり稽古の自粛を通達した。
●ぶつかり稽古は体力面でもとてもハードな稽古です。
SNSでの「ぶつかり稽古」の使われ方
地方巡業の時役力士とのぶつかり稽古に何度も出てきてホイホイ転がされてた大栄翔が幕内優勝争いするまでになってるのすごい感慨深い
— げそい?????????? (@gesotan) January 22, 2021
#微力ながら応援 15
国技館の焼き鳥
冷えてもなお旨し!
つい先日まで、力士のコロナ感染、ぶつかり稽古の自粛と紆余曲折あった中、遅れて開催された7月場所 。千秋楽まで頑張ってほしい。#大相撲#7月場所#国技館pic.twitter.com/Whro7ggM5Z
— 坂部亮介 (@Sakabetchi) July 29, 2020
「ぶつかり稽古」の類義語
ぶつかり稽古の類義語は、「かわいがり」です。
相撲の「かわいがり」は、躾や鍛錬を目的とした厳しい稽古のことを指しますが、ぶつかり稽古を通してかわいがりを行うことが多いです。
「ぶつかり稽古」の対義語・反意語
ぶつかり稽古の対義語・反意語はありませんでした。