「横褌」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「横褌」の意味とは
横褌とは、廻しの腰回り・左右横の部分のことです。
「よこみつ」と読みます。
そもそも「廻し(まわし)」とは、主に相撲で用いられる装束のことです。
褌(ふんどし)の一種で、帯状の絹で腰部を覆います。
廻しの別の名称として「相撲褌」、「締め込み(しめこみ)」等があります。
漢字では「廻し」または「回し」とも表記されます。
「横褌」以外の廻しの各部名称と締め方
横褌以外にも廻しの各部に名称があります。
例えば、以下の部位です。
・前褌(まえみつ):腰回り・前の部分
・前袋(まえぶくろ):股間を覆う前の部分
・縦褌(たてみつ):股間を覆う部分
前袋と縦褌は同じ箇所を指しますが、前袋は股間を覆う前の部分を限定した表現です。
廻しを締める際には、基本的に誰かに補助してもらいながら行います。
例えば、稽古用の木綿廻しの場合は以下のような手順で締めます。
・長さ6m×幅45cmほどの帆布を用意し、四つ折りにする
・先端を二つ折りに開いて、前端を押さえた状態で前から陰部を覆います。これが前袋です。
・股間の下をくぐる際には八つ折りにして臀部の中心を通します。これが縦褌の後ろの部分です。
・背中の腰まで引き上げたら、四つ折りに戻して左回りに3、4回巻き付けます。これが横褌または前褌を形成します。
・残りの端を八つ折りにして縦褌に巻き付けたら完成です。
解く際には、上記の逆の手順を踏みます。
「横褌」以外の「廻し」に関するうんちく
廻しは陰部を隠す下着としての機能はもちろん、腰と腹部を固めて守り、また力を入れやすい利点が考慮されています。
また、大相撲は興行であると同時に神事であることから、廻しを締め込む際には邪念を取り払い、清らかな心と緊張感を持ちながら行うべきものと考えられています。
新品の廻しは糊が効いており固い状態のままですが、着用し続けることで汗を吸収し、徐々に体になじんできます。
廻しは保護機能の品質を維持するため、(また験担ぎの観点から)基本的に洗濯しません。
ただし角界の慣習として、自分の師匠が死去した際には例外的に廻しを洗濯します。
また、日の当たらない場所に干したり、陰部を覆う箇所に消毒用のアルコールを塗布するなどの簡易的な衛生対策は行われています。
基本的に廻しの下は素肌のまま何もつけませんが、衛生上の問題から相撲用のサポーターや水着などの着用が認められているケースもあります。
さらに外国人や女性にも相撲が普及しつつある昨今では、臀部の露出に配慮し、廻しの下にスパッツやショートパンツを身に着ける例も増えています。
「横褌」の例文・用例
横褌を使った例文・用例を紹介します。
●縦褌から四つ折りに戻して横褌を作る。
●横褌の締め付けが緩い。
SNSでの「横褌」の使われ方
今場所の英乃海
北の富士さん「良くなってきたね。相撲が上手いですよね。左の横褌取ってね、四つ身が中々上手いですね」#sumo— oooo (@co49724625) November 21, 2021
へー、北勝富士左横褌を取りにいく立合か。見たことないや。御嶽海も無警戒。左ハズ警戒の右突きで脇が空いたこともまずかった。 #sumo
— 式守甚之介 (@JinnosukeSumo) March 22, 2022
「横褌」の類義語
横褌の類義語はありませんでした。
「横褌」の対義語・反意語
横褌の対義語・反意語はありませんでした。