「立行司」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「立行司」の意味とは
立行司とは、大相撲の行司の中で最高位につく行司という意味です。
「立行司」の概要
「行司」というのは、大相撲の競技の進行や勝負の判定など行う役職のことで、力士と同じように各相撲部屋に所属しています。
代々続く「行司家」を名乗ることになっており、現在は「木村家」と「式守家」のどちらかとなっています。これは、所属する部屋にどちらの行司家が属しているかで決まっています。
行司も力士と同じように階級分けされています。
序ノ口行司→序二段行司→三段目行司→幕下行司→十両行司→幕内行司→三役行司と階級が上がっていき、その頂点が「立行司」となります。力士でいう「横綱」に相当する格で、勤続年数の他、土俵上の振る舞いや指導能力などを加味して決定されます。
木村家と式守家の代々当主は「木村庄之助」「式守伊之助」を名乗っていたため、立行司になるとそれぞれを襲名することになります。
原則的には、立行司はこの2名が在位する体制をとっていますが、アクシデントによりどちらかが空位になったり、場所によっては立行司が不在ということもあります。
「立行司」の装束
行司は階級ごとにその装束の色や身につけるものが異なっています。
立行司が持つ軍配の房の色は、木村庄之助が紫、式守伊之助が紫と白の混じったものと決められています。これは、紫が高貴な色に当たるためで、このことからもわかるように立行司の中でも木村庄之助の方が格上とされています。
また、行司の中で唯一腰に短刀(脇差)を身につけることが許されていますが、もし取組中に差し違え(勝負の判定を間違えること)をしたら切腹する覚悟だということを示すために帯刀しています。実際には切腹をすることはありません。
「立行司」の例文・用例
立行司を使った例文・用例を紹介します。
●久しぶりに立行司が不在の場所だね。
●やっぱり大一番は立行司じゃなくちゃね!
SNSでの「立行司」の使われ方
今日は「ひげの伊之助」と呼ばれて親しまれた大相撲の立行司、19代式守伊之助の誕生日 (1886年12月15日 – 1966年12月14日) だよ。伊之助はヒゲを剃ると体調が悪くなるという理由で、相撲協会から特例としてひげを伸ばすことを認められていたんだ。 pic.twitter.com/jQXGo2vAB1
— ラッシャー (@Rusher_415) December 15, 2019
大相撲中継。凄い‼️横綱土俵入り立行司の「しーっ」が聞こえた!摺り足の音、息遣いまでも聞こえた。柏手や拍子木の音も静寂の中を真っ直ぐに響き渡る✨
無観客は残念だけれど、いつもの中継や国技館で観ても聞こえた事の無い音の世界に、改めて神事が起源である事を感じた。— 白小鳩ひめの (@kazuhimeton) March 8, 2020
「立行司」の類義語
立行司の類義語はありませんでした。
「立行司」の対義語・反意語
立行司の対義語・反意語はありませんでした。