「荒食い」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「荒食い」の意味とは
荒食いとは、魚が餌をたくさん食べる状態という意味の釣り用語です。
主に季節の変わり目や産卵前後の魚に見られる現象で、荒食いの時期を狙うことで大漁が期待できると考えられています。
「荒食い」が期待できる魚や季節
荒食いの時期を狙ってフィッシングを楽しめる魚と言えば、以下の2種が有名です。
・ブラックバス
・シーバス
各種類で荒食いが発生しやすい時期や釣る際のコツについて説明します。
ブラックバス
ブラックバスの荒食いの時期は梅雨です。
梅雨前の産卵(スポーニング)期間において、ブラックバスは外敵から卵を守るために捕食活動を控えると考えられています。
そして、稚魚が孵化し終わった5月から7月にかけて、体力を回復するため荒食い状態に入ります。
ちなみに、この時期に釣り上げたブラックバスはお腹が膨れていることが多いです。
というのも、実は自分たちの稚魚を食べてしまっているからです。
このような現象が起こる理由として、全ての稚魚が成魚になった時に餌が枯渇してしまうのを防ぐためではないか、とも考えられています。
そのため、荒食い状態のブラックバスをより効果的に釣るには、稚魚のサイズにほど近い(キャストが困難にならない程度の)小さめのルアーを使用すると良いでしょう。
また、ブラックバスは秋にも荒食い状態になるという説もあります。
越冬のための体力を秋のうちに備えておくため活発に捕食活動を行う、というのが主な根拠です。
ただし、多くのアングラーの実感として、秋の荒食いを狙っても梅雨期ほどの釣果は得られなかった、という意見が目立ちます。
シーバス
海釣りの荒食いと言えば「シーバス」が有名です。
シーバスが荒食い状態に入るのは、秋だと言われています。
というのも、冬の産卵期に備えて秋に栄養を蓄えるため、捕食活動が活発化するからです。
また、夏で温まった水温が下がっていくため、シーバスの行動範囲が広がり、様々なポイントで釣ることができます。
荒食い状態は11月頃まで持続しますが、産卵期に入ったシーバスは水深の深い場所へと移動するため、徐々にシャローでは釣れにくくなります。
秋ごろのシーバスのベイトフィッシュ(※)は比較的大きいため、ルアーのサイズも合わせるようにしましょう。
(※ベイトフィッシュとは、ターゲットが主に捕食している魚のことです)
シーバスの荒食いは、一年の中で最も釣れやすい時期と考えられており、初心者でも好釣果を期待できます。
「荒食い」の例文・用例
荒食いを使った例文・用例を紹介します。
●荒食いの季節なのに、まったく釣れない。
●シーバスは秋の荒食いを狙うと良いよ。
SNSでの「荒食い」の使われ方
カレイ… まだ戻りの荒食いシーズン手前やが…行ってみるかのう?天気ええしね☀️
— MASAKI 〜?自然大好きギター好き〜 (@masaki1015) February 25, 2022
ウチのヌマチチブ♀のポンちゃんが産卵に向けた荒食いシーズンに入りました!!?
春が近いですね〜(*^^*)
今年は繁殖相手見つけられるかな?去年4匹の♂とのお見合いダメだったからな〜_( _´ω`)_
でも長生きさせたいなら繁殖させない方が良いのかな?
複雑な心境です pic.twitter.com/up2EHGzrkA
— めるごー (@dJ42aGqOAxNBEGD) February 25, 2022
「荒食い」の類義語
荒食いの類義語は、「爆釣(ばくちょう)」「入れ食い」です。
爆釣とは、爆発的に魚が釣れることです。
入れ食いとは、仕掛けを投げるとすぐに魚がヒットすることです。
「荒食い」の対義語・反意語
荒食いの対義語は、「ボウズ」です。
ボウズとは、まったく魚が釣れずに終わってしまうことです。