「メカニカルブレーキ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「メカニカルブレーキ」の意味とは

メカニカルブレーキとは、ベイトリールのブレーキ機構の一つです。

ベイトリールは、糸を放出したり、巻き取るための釣り道具「リール」の一種です。

リールの種類のうち、糸を巻き取る部品であるスプールがボディ内に内蔵されているものを指します。

また、ベイトリールにはスプールの回転を制御するためのブレーキ機構が搭載されています。

というのも、スプールが回転し過ぎてしまうと、糸が絡まる(バックラッシュ)などのトラブルが発生する可能性があるからです。

このベイトリールのブレーキ機構の1つが「メカニカルブレーキ」です。

メカニカルブレーキは、スプールの中心軸(シャフト)の先端をブレーキノブで締めこむことで、摩擦を発生させて回転を抑制させます。

古いモデルから最新鋭の製品まで搭載されており、最もオーソドックスなブレーキ機構として知られています。

「メカニカルブレーキ」の調整方法

メカニカルブレーキは、ベイトリールのハンドル側のボディに付いているツマミを回すことで調整することができます。

メカニカルブレーキには「ゼロセッティング」と呼ばれる最適な設定があります。

ゼロセッティングに設定するための手順は以下の通りです。

1.いったんメカニカルブレーキを緩める
2.スプールを指でつまんで左右に揺らした時にカタカタと音がするか確認する
3.合間合間に「2」を繰り返しながら、徐々に締め付けていく
4.カタカタと音がしなくなったらツマミを反回転緩める

以上でゼロセッティングは完了です。

「メカニカルブレーキ」以外のブレーキ機構

ベイトリールにはメカニカルブレーキの他に「メインブレーキ」と呼ばれるブレーキ機構が存在します。

メインブレーキの主な種類として以下3種類を挙げることができます。

・マグネットブレーキ
・遠心ブレーキ
・デジタルコントロールブレーキ

一つずつ解説します。

マグネットブレーキ

マグネットブレーキとは、スプールの回転を磁力によって制御するブレーキ機構のことです。

一般的にハンドルの反対方向の側面に強弱を調整するツマミが配置されています。

ブレーキ力が均等に働くため、重量のあるルアーを使用する際に有効だと考えられています。

遠心ブレーキ

遠心ブレーキは、スプールが回転するときに生じる遠心力を利用してブレーキを加えます。

スプールの回転速度に依存し、スピードが高速になればなるほどブレーキ力が強まります。

キャスト時には後半で回転スピードが落ち、遠心ブレーキも弱まるため、飛距離が伸びやすいと言われています。

デジタルコントロールブレーキ

デジタルコントロール(DC)ブレーキは、アウトドアスポーツメーカー「シマノ」が開発したブレーキ機構です。

電子制御システムがスプールの回転状況を把握し、最適なブレーキ設定に調整されます。

手動でブレーキを調整する手間が省かれるほか、バックラッシュも少ないです。

「メカニカルブレーキ」の例文・用例

mekanikarubureki

メカニカルブレーキを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●ベイトリールのメカニカルブレーキを少し締めすぎた。
メカニカルブレーキとメインブレーキのスペックを確認する。

SNSでの「メカニカルブレーキ」の使われ方

「メカニカルブレーキ」の類義語

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「メカニカルブレーキ」の対義語・反意語

メカニカルブレーキの対義語・反意語はありませんでした。

釣り用語

Posted by 杏奈琴湖