「花金」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-06-17

「花金」の意味とは

花金とは、花の金曜日という意味です。

土日に仕事が休みの人にとって、金曜日というのは、翌日の出勤や時間を気にせず存分に遅くまで楽しめるうれしい日です。

このように「とことん楽しめる、花のような金曜日」のことを「花金」といいます。

「花金」の語源

花金は「花の金曜日」の略語です。

「花の〇〇」というのは、花のようにはなやかで明るいさまを意味する言葉です。他にも「花の17歳」「花の10代」などがあります。

もともとこの言葉は、昭和の末期頃に流行していました。

週休二日制が浸透し、土曜日を休みとする企業が増えたことと、バブル真っ盛りの時代で景気がよく、豪快にお金を使う人が多かったことから、金曜日は遅くまで遊び回ったり飲み歩いたりするのに絶好の曜日だということで「花金」という言葉が生まれました。

「花金」の死語化

しかし1990年以降、高騰していた株価や地価が急速に下落し、バブルは崩壊していきました。

そして当然、サラリーマンにはかつてのように飲んだり遊んだりする余裕がなくなってしまったため、花金という言葉は徐々に聞かれなくなっていきました。

こうして一時は完全に死後となってしまった花金ですが、時が経ち景気の悪さが緩和されてくると、バブルを経験していない若い世代を中心に再び盛り上がりを見せています。

近年はツイッターなどネット上で「ハナキン」とカタカナで表記されることも増えました。

花金の過ごし方

何をして過ごすかは、その人の自由で、あれをしたから花金、これをしていないから花金でないという決まりは特にありません。

その人にとって楽しく豊かな金曜日なら、花金なのです。

ただ、翌日のことを気にせず、好きに夜の時間を過ごせるというのが花金のうれしいところです。

そのため、夜更かしをしたり、もし飲み潰れてしまっても大丈夫と存分に飲食を楽しむ人は多いです。

また、夜行バスで旅行にいく、ホテルに泊まる、レイトショーを観にいく、エステで癒される、あえて自宅でひとり趣味にのめり込むなど、金曜日を楽しむための選択肢は数え切れません。

「花金」の例文・用例

花金を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●私は毎週の花金に、一週間頑張ったご褒美として好きなだけスイーツを食べると決めている。
花金だからって調子に乗って飲みすぎて完全に二日酔いだ。

SNSでの「花金」の使われ方

「花金」の類義語

花金の類義語は「華金」、「プレ金」です。

華金とは、華の金曜日という意味で、花金の言い換えです。

花金と比べて、過ごし方がより華やかなことを指しています。

高級飲食店で贅沢な食事をしたり、旅行に出掛けたりと、いつもの金曜日よりお金を使うような楽しみ方をすると、華金ということになります。

プレ金とは、「プレミアムフライデー」の略です。

プレミアムフライデーというのは、アメリカの「ブラックフライデー」にならって個人消費を活性化させるため「働き方改革」と連動させて政府が考案したキャンペーンのことです。

毎月末の金曜日に仕事を早めに切り上げるようにし、夕方から食事や買い物を楽しむなど豊かに過ごしてもらおうという企画でしたが、導入する企業が少なかったことからあまり浸透していません。

「花金」の対義語・反意語

花金の対義語・反意語はありませんでした。