「クリぼっち」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「クリぼっち」の意味とは
クリぼっちとは、一人きりでクリスマスを過ごすという意味です。
日本には、クリスマスというのは恋人や友人と過ごすという考えが根付いています。
そのため一人で過ごすとなると、そういった親しい間柄の人が周りにいない、寂しい人と思われがちです。
このことから自虐ネタとしてユーモアを交えて使われることが多いです。
クリぼっちの主なクリスマスの過ごし方は、
- バイトを入れる
- 無理矢理残業する
- 漫画やゲームなど趣味に没頭する
- クリスマスケーキやチキンを食べる
- 一人カラオケ
などが挙げられます。
しかし中には仕事の事情があったり遠距離恋愛で会うことができなかったりと、仕方なくクリスマスを一人で過ごすという人もいます。
なので「クリぼっち」=「ぼっち」とは限りませんし、クリぼっちの人口は案外多いものです。
「クリぼっち」の語源
「クリスマス」のクリと「ひとりぼっち」のぼっちを合わせてクリぼっちです。
「ぼっち」は単独で使用されることも多く、友達がいなくて孤独なことを指します。
「ひとりぼっち」は、もともと「一人法師」が徐々に崩れていってできた言葉です。
法師はお坊さんのことで、どこの宗派にも属さなかったり離脱していたりする状態を表す言葉です。
「クリぼっち」の解釈
クリぼっちには、解釈が二パターンあります。
一つ目:完全に一人きりで過ごすこと
恋人や友人はもちろん、一人暮らしや単身赴任などで家族とも過ごさないパターンです。
二つ目:家族と過ごすが恋人がいないこと
この場合の「ぼっち」とは、彼氏彼女がいない状態を指します。
家族で過ごし実際は完全な孤独状態でなくとも、恋人がいないのでさみしいということになります。
要は恋人の有無で判断するかしないかの違いです。
「クリぼっち」の幸福度
クリスマスに一人だからといって悲観する必要は本来はありません。
近年は、ぼっちの幸福度が必ずしも低いわけではなく、とくにさみしい思いをしていない、むしろ幸せという意見も多数です。
「ぼっち充」や「ソロ充」という言葉も広まっています。
現実が充実していることを指す「リア充」という言葉が元となっており、一人での生活が充実しているようすや一人で楽しむことが出来る人のことを表現しています。
そもそも、誰かといるより一人でいた方が気を遣わない、自分のペースでやりたいことを自由に出来る方がいいという人もいるのです。
好きなDVDを思う存分鑑賞したり趣味に没頭したり、贅沢なスイーツを一人占めしたりと、一人の時間を楽しむことの出来る人はむしろ、クリぼっちでいた方が有意義なクリスマスを過ごせるかもしれません。
「クリぼっち」の例文・用例
クリぼっちを使った例文・用例を紹介します。
●恋人にフラれちゃったから今年はクリぼっちだろうなあ。
●もう12月だけど誰からも誘われないのでクリぼっち確定だ。
SNSでの「クリぼっち」の使われ方
今年の私の夢と目標
①18禁コーナーに入る
②彼氏をつくる
③クリぼっちを卒業する
④すいちゃんと電話
⑤キャス主する
⑥画伯脱退
⑦面白い部屋の企画
⑧貯金
⑨みんなとお話する
⑩みんなともっと仲良くなる— ビヴ (@haiyysa17) May 10, 2020
NHKのニュース9で、クリスマスを一人ぼっちで過ごすことを「クリぼっち」と呼ぶという話題を取り上げ、最後に大越アナウンサーが「そんな私も今日は妻をクリぼっちにさせてしまっています」と言って締めくくった回
— いろんな回bot (@ironnakaibot) May 11, 2020
「クリぼっち」の類義語
クリぼっちの類義語はありませんでした。
「クリぼっち」の対義語・反意語
クリぼっちの対義語は、「クリ充」です。
クリ充とは、充実したクリスマスを過ごすという意味です。
この言葉は「リア充」というネットスラングから派生してできました。
リア充とは「リアルが充実している」の略で、特に恋人がいる人のことを指します。
このことから「クリスマスが充実している」は略してクリ充となります。