「むしゃい」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「むしゃい」の意味とは
むしゃいとは、仲が良い様子を表す造語です。主に若い女性が使います。
「むしゃい」の語源
「むしゃい」の語源は、小説家・詩人・劇作家・画家である武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)が書いた讃(絵に書き添えた短い詩文)です。
淡い色調で野菜や花を描いた水彩画には、「仲良きことは美しき哉(かな)」という讃が添えられています。
この讃にちなみ、仲が良い様子を、武者小路実篤の「むしゃ」と形容詞化する語尾の「い」を合わせて、「むしゃい」というようになりました。なお、この絵は戦後のある時期、日本中の家庭にあったのではないかと言われるほど人気のあった作品でした。
名詞+「〜い」を合わせた若者言葉
名詞に、形容詞化する語尾の「い」を合わせて作られた若者言葉には、他に次のようなものが挙げられます。
・「ダサい」
→田舎(だしゃ)が転じて「ダサ」+「い」で、「格好悪い、垢抜けない」という意味を表します。
・「ゲスい」
→下衆(ゲス)+「い」で、「卑しい、下劣、下品」という意味を表します。
・「ラブい」
→「love」(ラブ)+「い」で、「熱愛中、大好き」という意味を表します。
なお、「むしゃい」や上記の例のように名詞に「〜い」を合わせた言葉よりは、やや長めの形容詞の略語+「い」で形容詞の略を表す若者言葉の方が数が多く、一般的に長く使われているものが多いです。
たとえば、「ウザい」(うざったいの略)、「エグい」(えげつないの略)、「キモい」(気持ち悪いの略)、「ケバい」(けばけばしいの略)、「ムズい」(難しいの略)といった例が挙げられます。
「むしゃい」の例文・用例
むしゃいを使った例文・用例を紹介します。
●あの子とむしゃいよね〜。
●最近誰とむしゃいの?
SNSでの「むしゃい」の使われ方
-タオル2-
ぱりぱりうめ:
らぶぽよだったカレピッピがさ。
ブーヤで失踪したって聞いて、うちソッコーでブーヤいったん、したらジュクでやばたん状態。
カレピッピと牛がむしゃいから激おこぷんぷんまる。ポン:
とりま、恋バナ的ゲームって感じ!K’:
うち等、渋谷の301?で待ち合わせしてる感じ! pic.twitter.com/FeB46szEW6— だもしF91 タオルケットをもう一度 ヨルモルキミリ (@damosi_f91) August 2, 2020
むしゃい pic.twitter.com/HEl6BZfrdu
— あんみつ? (@tpmn_5c_anmitsu) August 29, 2016
「むしゃい」の類義語
むしゃいの類義語はありませんでした。
「むしゃい」の対義語・反意語
むしゃいの対義語・反意語はありませんでした。