「カンタービレ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「カンタービレ」の意味とは
カンタービレとは、音楽の発想記号の一つで、歌うようにという意味です。
「カンタービレ」の語源
カンタービレの語源は、ラテン語の「cantare」(カンターレ)です。
カンターレは、「歌う」を意味します。
「カンタービレ」の特徴
カンタービレは、音楽の発想に関する用語で、歌うように、なめらかに、自然に、表情豊かになどの意味を持ちます。
カンタービレの記号がある場面では、なめらかに演奏することを表します。
「カンタービレ」の表現の広がり
テヌートと他の音楽記号が組み合わさって用いられることもあります。
アンダンテ・カンタービレ
アンダンテ・カンタービレ(Andante Cantabile)とは、速度記号の「アンダンテ」(歩くような速さ)と発想記号の「カンタービレ」(歌うように)が組み合わさった用語です。
「歩くような速さで歌うように」という意味です。
「カンタービレ」の派生パターン
カンタービレ以外の発想記号をいくつか紹介します。
tranquillo トランクィッロ 静かに
sostenuto (sosten.) ソステヌート 音を保持して
maestoso マエストーソ 荘重に
agitato アジタート 激しく、苛立って
animato アニマート 生き生きと
con anima コン・アニマ 生き生きと
con brio コン・ブリオ 活気をもって
con fuoco コン・フオーコ 火のように、生き生きと
spiritoso スピリトーゾ 精神を込めて
con moto コン・モート 動きを付けて
「カンタービレ」の別の意味や使われ方
競馬の競走馬の名前としても使われています。
名前は、音楽用語の「カンタービレ」に由来しており、サラブレットで父はディープインパクトです。
2017年にデビューし、勝ち星も挙げましたが、現在は引退し、繁殖用の牝馬となっています。
「カンタービレ」の例文・用例
カンタービレを使った例文・用例を紹介します。
●カンタービレの表現が最近やっとわかってきた。
●アンダンテカンタービレで演奏するよう指示があった。
SNSでの「カンタービレ」の使われ方
赤い糸が夜空を繋いだ五線譜 カンタービレでなぞる 「病める時も健やかなる時も」 硝子のショウケースで二人 -君の瞳から僕が消え去っても- [音のカケラ] #vistlip
— vistlip_lyrics_bot (@vistlip_BOT_) January 31, 2021
ノクターン終われ、カンタービレ始まれ
— ヤゾノ (@nzy_ksrp) January 31, 2021
「カンタービレ」の類義語
カンタービレの類義語は、「カンタンド(cantando)」「カンタンテ(cantante)」です。
イタリア語では、カンタンド(cantando)は「歌いながら」、カンタンテ(cantante)は「歌手」という意味ですが、音楽用語としての意味は、カンタービレと同じです。
「カンタービレ」の対義語・反意語
カンタービレの対義語は、「パルランド」「パルランテ」です。
音楽の発想記号の一つで、話すように演奏することを示します。