「棋王戦」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「棋王戦」の意味とは
棋王戦とは、将棋のタイトル戦の一つです。1974年に創設され、翌年タイトル戦に昇格しました。
2敗者失格方式によるトーナメント戦で挑戦者を決定し、タイトル保持者との五番勝負を争います。
「棋王戦」の特徴
棋王戦は、共同通信社主催の将棋の棋戦で、タイトル戦の一つです。
挑戦者決定までに予選、挑戦者決定トーナメント、敗者復活戦、挑戦者決定戦を行います。
挑戦者はタイトル保持者(棋王)と五番勝負を戦い、先に3勝した棋士が新たな棋王となる。
予選から五番勝負までのすべての対局が、持ち時間各4時間の1日制です(1987年度までは持ち時間は5時間でした)。
棋譜は、共同通信社を経て地方各紙に掲載されます。
「棋王戦」の予選
シード者以外の順位戦B級2組以下の棋士と、アマ名人、女流名人が参加します。
予選通過枠が8人のトーナメント方式です。
なおアマチュアからの参加者で本戦に進出した者はまだおらず、小牧毅が予選の準決勝まで進出したことがあります。
2021年2月より、女流棋士およびアマチュアが挑戦者決定トーナメントベスト8まで勝ち進んだ場合には、棋士編入試験の受験資格を与えられることとなりました。
「棋王戦」の挑戦者決定トーナメント
棋王戦特有のシステムとしては、敗者復活戦が行われます。
準決勝敗退の2名が対局し、勝者が挑戦者決定トーナメント決勝敗者と対局します。その後、敗者復活戦の勝者と挑戦者決定トーナメントの優勝者で挑戦者決定戦を行います。
「棋王戦」の五番勝負
棋王と挑戦者が五番勝負をし、先に3勝したほうが新たな棋王となります。
五番勝負は全国各地の旅館などで実施されますが、予選などと同じく、東京・大阪の将棋会館が会場となることもあります。
番勝負はABEMA 将棋チャンネルで生中継されます。
「棋王戦」の永世棋王
永世称号である「永世棋王」の資格は、棋王位を連続5期以上保持した棋士に与えられ、原則として引退後です。
他のタイトル戦が通算棋数で永世位を獲得できるのに対し、永世棋王は連続棋数のみがカウントされます。
永世棋王の資格を持つ棋士は、2019年4月現在で、羽生善治(七冠独占の約1年前となる1995年3月に達成し、羽生にとって初めての永世称号資格)と、渡辺明の2人のみです。
「棋王戦」以外のタイトル戦
将棋のタイトル戦には、棋王戦以外に、「竜王戦」「名人戦」「王位戦」「王座戦」「叡王戦」「王将戦」「ヒューリック杯棋聖戦」があります。
それぞれで持ち時間や賞金等が異なります。
「棋王戦」の例文・用例
棋王戦を使った例文・用例を紹介します。
●今年度の棋王戦は挑戦者が決まった!
●棋王戦の中継を見るのが楽しみ。
SNSでの「棋王戦」の使われ方
東京の将棋会館で行われた棋王戦五番勝負第1局は、挑戦者の糸谷哲郎八段が渡辺明棋王に先勝しました。
第2局は20日に金沢市の北國新聞会館で指されます。— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) February 6, 2021
おはようございます
今日は棋王戦、中継もある✌️— いっすい角さん (@IssuiKakuSan) February 5, 2021
「棋王戦」の類義語
棋王戦の類義語はありませんでした。
「棋王戦」の対義語・反意語
棋王戦の対義語・反意語はありませんでした。