「左四つ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「左四つ」の意味とは
左四つとは、相撲の取組で、両者とも左手を相手の脇の下に入れて組んだ体勢のことです。読み方は「ひだりよつ)です。
「左四つ」の語源
相撲においての「四つ」とは「四つ身」のことで、力士同士がお互いに差し合い(どちらも腕を相手の脇の下に入れている状態)体を密着させて組み合う形のことを言います。
また、相手の脇の下に入れている腕のことは「下手(したて)」と呼びます。
「左四つ」は、どちらの力士も左手を相手の右脇の下に、右手を相手が差してきた左手の上方において組んだ形のことをいいます。
また、相手の下手に対してその上、または外側においた手のことは「上手(うわて)」と呼びます。
「左四つ」の関連語
「左四つ」に対して右手を下にして組む体勢は「右四つ」ですが、ほとんどの力士は利き手を下手にする方が得意だとされています。つまり、左四つが得意な力士には左利き、右四つが得意な力士には右利きが多いということになります。
相撲の取組は両者が向き合うことから、得意な形が同じだとすんなりと四つに組むことができます。このように左四つ同士、右四つ同士で組むことを「相四つ(あいよつ)」といいます。
反対に、左四つが得意な力士と右四つが得意な力士が対戦することは「喧嘩四つ」といい、お互いに下手にしたい腕がバッティングしてしまうため、そこで攻防戦が生まれます。この、どちらが得意な方を下手にできるかという争いを「差し手争い」と呼びます。
「左四つ」の例文・用例
左四つを使った例文・用例を紹介します。
●今度入門する奴は左四つが得意だから、お前が稽古してあげてくれ。
●左四つ同士、がっぷりと組んでますね。
SNSでの「左四つ」の使われ方
関脇で元大関の高安が霧馬山に左四つで食いつかれながらも右上手を許さず、長~く我慢して左からの小手投げにきたところを振りほどいて送り倒して6勝目☺️?。 pic.twitter.com/a9sQ8qqV7r
— サンダーM (@thunder0619) May 16, 2021
大相撲夏場所5日目、正代は明生に左四つ右上手の形を作られているが、いつも見せるかいな力で打開した。とにかくすくってくる力が半端じゃあない。左を起点になんどもすくいあげるような動きで、前進しより倒し。明生は起こされてしまったね。正代、なんだかんだで序盤5勝1敗は上々じゃないかな。
— rock_is_dead11 (@rock_is_dead11) May 13, 2021
「左四つ」の類義語
左四つの類義語はありませんでした。
「左四つ」の対義語・反意語
左四つの対義語は、「右四つ」です。
力士同士が右手を下手にして組んだ体勢のことです。読み方は「みぎよつ」です。