「線維芽細胞」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「線維芽細胞」の意味とは
線維芽細胞とは、コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどの真皮の成分を作る役割を持つ、結合組織の一つです。
コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンは、肌を構成する重要な3つの要素であり、線維芽細胞が活発に働くと、この3つの成分がスムーズに新陳代謝し、弾力のあるふっくらとした肌を保てます。
線維芽細胞はそのほかにも、血管の健康状態を維持したり、女性ホルモンを作る役割を持っています。
傷ついた肌の部位に移動して、コラーゲンの生成量を増やすことで、傷の治癒を早めることもできるのです。
「線維芽細胞」の3つの要素
線維芽細胞の3つの要素を詳しく解説します。
コラーゲン
コラーゲンとは、皮膚の内側に存在し、網目状になって皮膚を支えるたんぱく質の繊維です。
伸縮しにくく、引っ張られても切れにくい特徴を持ち、肌の張りを保ちます。
コラーゲンは真皮の約70%を占め、減少すると肌の張りがなくなります。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸とは、細胞と細胞をを繋ぎとめているゼリー状の物質です。
ヒアルロン酸がたった1gあるだけで、6リットルもの水分を蓄えられるの大きな保水力を持っており、肌の潤いを保っています。
エラスチン
エラスチンは、コラーゲンと同様たんぱく質の繊維で、真皮の約5%を占めています。
しかしコラーゲンとは異なり、伸縮性があるため、肌の弾力を保つ成分です。
エラスチンには、コラーゲンでできた繊維どうしを結び付け、繋ぎとめる役割もあります。
「線維芽細胞」の減少の原因
線維芽細胞の増殖する量は40代で20代の半分以下になることが知られています。
さらに線維芽細胞は、加齢や紫外線の影響、乾燥、活性酸素、ストレスによって減少するため、これらの影響を受けることで衰えが進行するのです。
線維芽細胞の減少は、たるみやしわが発生しやすい肌状態を作り出します。
「線維芽細胞」を増やすには
減ってしまった線維芽細胞を増やすためには、生活習慣を整える必要があります。
栄養バランスの良い食事の摂取や、適度な運動、十分な睡眠を心がけましょう。
また、紫外線の影響を少なくするためには、UVケアも重要です。
紫外線を受けることで生まれる活性酸素を発生させないためにも、UVケアを日常的に行いましょう。
他にも、線維芽細胞を増やす効果のあるサプリメント(ビタミンC、コラーゲン、レチノール、プラセンタ、イソフラボンなどが配合されているもの)の摂取や、再生医療を受けるといった選択肢もあります。
「線維芽細胞」の例文・用例
線維芽細胞を使った例文・用例を紹介します。
●明るいきれいな肌を作り出すためには、線維芽細胞の働きが重要です。
●線維芽細胞の活性化のために、日々の過ごし方を見直します。
SNSでの「線維芽細胞」の使われ方
アンチエイジングに効果的な顔ツボ。
最近の研究では、肌の若さを保つ線維芽細胞の働きを活発にするいう発表があった。
これにより肌の弾力や潤いがUP、シワやたるみを予防してくれる。
適切な刺激は自律神経を整え、美の大敵であるストレスホルモン、コルチゾールを減少。メンタルにまでアプローチ pic.twitter.com/ypUdbyLnKg— reOPE (@complex_face) August 11, 2019
【2020.9.9】Stem Cell Reports Volume 15 Issue 3 (2020)の表紙にイラストが採択されました。 https://t.co/Y0lTYDqZFu 線維芽細胞から心筋細胞を誘導するダイレクトリプログラミングで、細胞の足場となる基質の硬さが誘導効率にどう影響しているかというお話。論文はこちら→https://t.co/LW3j4hHBpjpic.twitter.com/dOoeZjLfEz
— ウチダヒロコ (@ucchy_v4) September 8, 2020
「線維芽細胞」の類義語
線維芽細胞の類義語はありませんでした。
「線維芽細胞」の対義語・反意語
線維芽細胞の対義語・反意語はありませんでした。