「散乱光」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「散乱光」の意味とは
散乱光とは、日光が窒素や酸素などの空気分子やエーロゾル粒子(個体または液体の微粒子)にあたり、あらゆる方向に反射して地上に達する光 のことです。
地上に達する紫外線には、太陽から直接届く紫外線だけでなく、空気分子やエーロゾル粒子に散乱されて届く紫外線もあります。つまり、日陰でも散乱光によって紫外線を浴びることになります。紫外線の総量は直射日光よりも散乱光の方が多いというデータもあるので、日傘や帽子で日射しをさえぎったり日陰にいたりしても、注意が必要です。
ちなみに、空が青く見えることは散乱光に関係があります。空気分子やエーロゾル粒子に当たった可視光線のうち、最も光の波長が短い青い光が一番強く散乱するため、空が青く見えるのです。そのため、日陰でも青空が見えていれば、散乱光が届いていることになります。なお、宇宙船から見た地球が青いのも、同様の理由によるものです。
「散乱光」の例文・用例
散乱光を使った例文・用例を紹介します。
●散乱光にも紫外線が含まれているから、曇っていても油断しないで日焼け止めをきちんと塗った方がいいよ。
●ソーラーパネルは直射日光が当たっていないときは散乱光から発電される。
SNSでの「散乱光」の使われ方
「美星町」では夜空を明るくする散乱光を防ぐため、街灯には光が水平以上に漏れない照明を使用し、看板を照らす照明などといったすべての上向きの明かりを禁止。
さらに、30年も前から屋外照明は午後10時以降、消灯することを奨励している?☺︎
徹底しているなぁ?
— KONPY(コンピー)⛩ (@KyondoSan) November 2, 2021
売れているサングラス!見落としがちな目の紫外線対策のポイント★
【曇りや雨であっても油断は禁物!】
薄曇りのときでも快晴の80%、曇りで60%、雨でも30%の紫外線量が!また雲の切れ目から太陽が出ているときは、雲からの散乱光が加わるため快晴よりもさらに紫外線が強くなることが!
— 綺麗になりたい女性の強い味方! (@kireiwoman) October 30, 2021
「散乱光」の類義語
散乱光の類義語は「反射光」です。「反射光」とは、「周囲のものに当たった日光が反射して届いてくる光」のことです。散乱光と同様に、反射光にも紫外線が含まれているので注意が必要です。
「散乱光」の対義語・反意語
散乱光の対義語・反意語はありませんでした。