「コン・カローレ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「コン・カローレ」の意味とは
コン・カローレとは、情熱をこめて、熱情をもってという意味の演奏記号です。
「コン・カローレ」の語源
コン・カローレの語源は、イタリア語の「con calore」です。
「calore(カローレ)」というのは日本語で「熱」という意味を持ち、物理的な「温度、熱」という意味以外にも心情的な「熱」、つまり情熱や熱情などのことも表すことができます。
「con(コン)」という前置詞は、英語でいう「with」のような役割を果たします。
「~で」「~をもって」「~と一緒に」という意味で使われ、音楽用語にもたびたび登場します。
つまり「コン・カローレ」というのは「熱をもって」と直訳することができ、そこから「熱情をもって」「情熱的に、情熱をこめて」という指示をする発想記号(演奏時の心づもりなどを指示する記号。曲想標語)として使われるようになりました。
「コン・カローレ」と似た音楽用語
コン・カローレと似ている音楽用語をいくつかご紹介します。
- コン・アモーレ(con amore):愛情をこめて
- コン・エネルジア(con energia):精力的に
- コン・フオーコ(con fuoco):火のように、熱烈に生き生きと
- コン・パッショーネ(con passione):情熱的に、情熱をこめて
このように、「コン・○○」という形の音楽用語は発想記号として多く存在します。
「コン・カローレ」の例文・用例
コン・カローレを使った例文・用例を紹介します。
●コン・カローレとあるので思い切り熱をこめてください。
●素晴らしいコン・カローレの盛り上がり方だったよ。
SNSでの「コン・カローレ」の使われ方
今度から、会う人会う人に、「コンカローレ!!」って励ます運動をたまにします。
※ コンカローレ 〖con calore〗音楽の発想標語。「情熱をもって」の意。— イエペ時々ヰヱペ (@jeppe_waltz) April 14, 2013
熱情を込めて ‘con calore’ って?作曲者の思いが溢れる曲なのか…背景がわからないとね。でも今までに 楽譜に con calore指示あるのを見たことがあるかは思い出せない。(ベルガマスク組曲には無いよ。)
— カンスケ (@kansuke_T) September 25, 2016
「コン・カローレ」の類義語
コン・カローレの類義語は、「アパッシオナート(appassionato)」です。
情熱的に、激しく思いをこめて演奏するよう指示を出すときに使われる発想記号です。
「コン・カローレ」の対義語・反意語
コン・カローレの対義語は、「フレッダメンテ(freddamnte)」です。
こちらは冷静に、冷ややかにという意味の発想記号です。